シムフリーのスマホはau回線で使える?設定方法と注意点を解説
SIMロック原則禁止が施行されてから、シムフリーのスマートフォンやIphoneが出回っています。では、シムフリーのスマホはau回線で使えるのでしょうか。
この記事を最後まで読むことで、「シムフリーのスマホをau回線に設定する方法」や「シムフリー端末を使う際の注意点」を知ることが出来ます。
それでは、SIMカードなしで使用できる中古iPhoneを多数取り扱うセカスマが以下で詳しくご紹介いたします。
中古スマホ業界歴7年、スマホ専門店を全国20店舗経営、累計97,000台のスマホを取り扱ってきた実績のある専門家。
自身で運営するスマホ修理専門メディア「リペアマン」は全国350店舗と提携。現在は中古スマホのマーケットプレイス「セカスマ」を運営し、安心・安全なリファービッシュ品の購入体験の提供を手掛ける。
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シムフリーとは
そもそもシムフリーとは、どのような状態を指すのでしょうか。ここでは、シムフリーの基本的な意味を解説します。
シム(SIM)とは
ほとんどの携帯端末には、シム(SIM)と呼ばれる契約情報が記録されたICカードが発行されます。購入した端末を使って通信利用するためには、発行されたシムカードを挿入する必要があります。
また、今までSIMカードと購入した端末は紐づけられており、他社で発行したSIMカードを使って端末を利用することはできませんでした。この回線使用に制限がかけられている状態をシムロックといいます。
シムフリーの意味
シムフリーとは、SIMロックがかけられていない端末のことです。これまで携帯キャリアで購入した端末には、シムロックと呼ばれる他社回線を使った端末の利用が制限されていました。
しかし、2021年10月に施行されたシムロック原則禁止を受け、その後に発売された機種に関しては、シムフリーになっています。また、SIMロック原則禁止の施行前に購入した端末においては、利用者の判断で自由にSIMロックを解除することが可能になっています。
シムフリーのスマホはau回線で使えるの?
最近は、携帯端末が高額であることから、中古端末を購入する人が増えています。では、中古等で手に入れたシムフリースマホは、au回線で使用することはできるのでしょうか。
シムフリーのスマホはau回線で使える
シムフリースマホは、回線利用における制限がない端末を指します。そのため、au回線はもとより、どの携帯会社の回線でも使用することができます。
auで発行したシムカードを挿入することで、au回線で通信利用ができます。
シフムリースマホをau回線で使うには設定が必要
上記で、シムフリースマホにauで発行したシムカードを挿入すると通信利用ができるとお伝えしましたが、Androidに関しては設定が必要です。
シムフリースマホでau回線を使用するためには、挿入したシムカードとシムフリーのスマホを紐付けなければならないのです。とはいえ、設定自体はとても簡単な手順になりますので、ご自身で操作することができます。
シムフリーのスマホをau回線で使う方法と設定手順
ここでは、シムフリーのスマホをau回線で使うための方法と設定手順を解説します。auショップで設定してもらうことは可能ですが、事務手数料が発生します。
設定自体はとても簡単な手順になりますので、一度ご自身で設定してみてください。
auでシムのみの契約をする
au回線を契約されていない方は、auでシムのみの契約を行います。シムの発行手数料は3,300円(税込)必要です。一方、すでにau回線のシムをお持ちの方は、とくにauショップへ来店する必要はありません。
シムフリースマホにシムを差し込む
auでシムを発行してもらった後は、シムフリースマホにシムを差し込みます。シムカードは小さく、またスマホの機種によってシムカードの向きが異なりますので、差し込む際は紛失や傷、亀裂に十分注意してください。
設定画面からAPN設定を行う
シムフリースマホにシムカードを差し込んだ後は、設定画面からAPN設定を行います。APN設定を行わなければ、au回線を使った通信利用ができません。以下は、APN設定の手順です。
【APN設定手順】
- 「設定」から「ネットワークとインターネット」を選びます。
- 「au」のモバイルネットワークを選択し「アクセスポイント名」から「新しいAPN」を選びます。
- 「名前」「APN」「ユーザー名」「パスワード」を入力します。
以上でAPN設定は完了です。機種によって設定上の表記は異なりますが、基本的な手順は同じです。また、上記の手順で設定をしたにも関わらず、通信利用ができない場合は、以下の方法を試してみてください。
- スマホを再起動させる
- シムを差し直す
- ソフトウェアを最新にアップデートする
シムフリーのスマホをau回線で使う際の注意点
シムフリーのスマホにau回線を設定する方法を紹介しました。難しい操作はありませんので、ぜひ参考にしてみてください。
しかし、シムフリーのスマホでau回線を使う場合は注意すべきことがあります。どのような注意点があるのか、以下を確認してみてください。
一部のauサポートに加入できない可能性
シムフリーのスマホでau回線を使う場合は、一部のauサポートに加入できない可能性があります。たとえば、動作確認や動作保証はないため、スマホが故障した場合は新しいスマホを購入する必要がでてくるのです。
また、au回線を設定する際に不具合が生じる可能性があります。その際にメモリや写真等のデータが消去されたとしても、auでデータの復旧等のサポートを受けることはできません。
スマホ本体に関するauサポートが受けられないことを理解して、利用する必要があります。
対応していないアプリがある可能性
通話やメール等の通信利用はできても、その他のアプリが対応していない可能性があります。スマホの機種が古くソフトウェアのバージョンが低いことが原因で、アプリの利用ができない可能性が考えられます。
中古のシムフリースマホを購入する際は、バージョン等の確認を行うことをおすすめします。
ネットワーク利用制限の確認
知人から譲り受けたり、中古で購入したシムフリースマホを使う際は、ネットワーク利用制限を確認することが大切です。
ネットワーク利用制限とは、月々の料金や端末代金に未払いがある端末や、犯罪等で不正入手・不正使用された端末、書類の偽造等による不正契約をされた端末が該当し、一切の通信利用ができなくなっています。
別名・赤ロムと呼ばれて、ディスプレイに赤色のアンテナマークが表示されているため、すぐに判断できるはずです。シムフリースマホを使用する際は、ネットワーク利用制限の確認をしておきましょう。
シムのサイズを確認
シムカードは、スマホの機種によってサイズが異なります。せっかくauでシムを発行したものの、シムフリースマホに挿入できなければ通信利用はできません。
そのため、シムのみ契約される方は、契約する際に使用するシムフリースマホを持ち込み、店員さんにシムサイズを確認してもらうことをおすすめします。万が一シムのサイズが異なる場合は、別途手数料はかかりますが変更することは可能です。
まとめ:最新スマホはシムフリーばかり!
シムフリーのスマホをau回線で使用する方法や操作手順、シムフリースマホを使用する際の注意点を中心に解説してきました。
動作確認や動作保証といったサポートが受けられない可能性はありますが、シムフリースマホをau回線で使用することは可能です。
また、SIMロック原則禁止の施行により、最新スマホはシムフリーの機種ばかりです。
中古スマホと比べて値段は高くなりますが、最新のシムフリースマホを長く使うこともおすすめといえます。