ワイモバイルのAndroid One S8はどのように変わったのか？S7の進化点を徹底比較

2024 7/13

2024.07.13 2024.07.13

Android One S8とS7のスペック比較

ワイモバイルからAndroid One S8（京セラ製）が発売されました。前機種のAndroid One S7（SHARP製）が昨年の今頃に発売されてから1年が経ちます。

Android Oneシリーズの特徴は、最低2年間の最新OSへのアップデート保証と、最長3年間のセキュリティパッチの提供です。これにより、長期間にわたり安全性と最新機能を維持できます。

一方で、価格を抑えるために性能が制限されている点にも注意が必要です。例えば、グラフィックや処理能力を要求するゲームは厳しいかもしれませんが、パズルや将棋などは問題なくプレイできます。

製品情報を比較すると、Android One S7（Snapdragon 630）とAndroid One S8（Helio P65）のスペックには以下のような違いがあります。

端末名: S7 / S8

型番/別名: S7-SH / S8-KC

発売年: 2019年12月 / 2020年12月中旬

発売地域: 日本：ワイモバイル / 日本：ワイモバイル

メーカー・ブランド: SHARP / 京セラ

対応バンド・周波数・ネットワーク:

3G: W-CDMA：1 / 5 / 6 / 8 / 19 / W-CDMA：1 / 2 / 4 / 8
4G LTE: FDD LTE：1 / 3 / 5 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 28 / TD-LTE：41 / FDD LTE：1 / 2 / 3 / 4 / 8 / 28 / TD-LTE：41
5G NR: 非対応 / 非対応

Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac / 802.11 a/b/g/n/ac

Bluetooth: 5.0 / 5.1

SIMサイズ・スロット: シングルスロット（Nano SIM+MicroSD） / シングルスロット（Nano SIM+MicroSD）

本体仕様:

ディスプレイ:
- S7: サイズ 5.5インチ、形状シンプル、解像度 2,160×1,080（FHD+）
- S8: サイズ 6.26インチ、形状ノッチ（台形）、解像度 2,280×1,080（FHD+）
画素密度:
- S7: 439ppi
- S8: 403ppi
サイズ:
- S7: 高さ 147mm、横幅 70mm、厚さ 8.9mm、重さ 167g
- S8: 高さ 162mm、横幅 76mm、厚さ 8.7mm、重さ 169g
本体色: S7 ブラック系、シルバー系、ブロンズ系 / S8 ブラック系、ホワイト系、ブルー系
システム仕様:
- S7: OS Android 10、CPU Qualcomm Snapdragon 630
- S8: OS Android 11、CPU MediaTek Helio P65
AnTuTuベンチマーク:
- S7: 総合スコア約115,000点、GPUスコア約16,000点
- S8: 総合スコア約156,000点、GPUスコア約32,800点
メモリ/保存容量:
- S7: メモリ3GB+容量32GB、MicroSDカード最大512GB対応（専用スロットあり）
- S8: メモリ4GB+容量64GB、MicroSDカード最大1TB対応（専用スロットあり）
カメラ:
- S7: 背面シングルカメラ 12MP、インカメラ 8MP
- S8: 背面デュアルカメラ 16MP（メイン）+ 8MP（超広角）、インカメラ 8MP
生体認証・ロック解除:
- S7: 指紋認証非対応、顔認証非対応
- S8: 指紋認証非対応、顔認証対応
その他機能:
- S7: –
- S8: 独自キー搭載（Googleアシスタント専用）
バッテリー:
- S7: 容量 4,000mAh、有線充電対応、ワイヤレス充電非対応
- S8: 容量 4,100mAh、有線充電対応、ワイヤレス充電非対応

Android One S8は、いくつかの進化を遂げています。

・SoCはHelio P65で、処理性能が向上しています。・メモリは4GBで、作業効率が向上。・本体容量は64GBで、より多くのデータを保存可能。・カメラはデュアルカメラで、超広角レンズが追加されました。・顔認証に対応し、使いやすさが向上。・防水防塵対応で、安心して使用可能。・おサイフケータイにも対応しています。

Android One S8のSoCはS7よりも性能が進化し、メモリも増えて基本動作が快適になりました。また、カメラが1眼から2眼に進化し、超広角カメラも追加されました。さらに、S8は顔認証に対応している点も大きな進化です。本体サイズも大きくなり、文字や動画の視認性が向上したにも関わらず、重量はほとんど変わりませんでした。

価格はいくら違うか

型落ちのAndroid One S7とAndroid One S8の価格差は以下の通りです

機種代金定価:

Android One S7: 26,640円
Android One S8: 36,000円
差額: 9,360円

スマホベーシックプランS:
- Android One S7: 12,240円
- Android One S8: 23,760円
- 差額: 11,520円
スマホベーシックプランM:
- Android One S7: 12,240円
- Android One S8: 20,160円
- 差額: 7,920円
スマホベーシックプランR:
- Android One S7: 12,240円
- Android One S8: 20,160円
- 差額: 7,920円
機種変更時:
- Android One S7: 19,440円
- Android One S8: 28,800円
- 差額: 9,360円

以上の差額を見ると、Android One S8はAndroid One S7に比べて一年型落ちになるまでに約9,360円から11,520円程度の価格差があります。

Androidスマホのメモリは最低4GB欲しい

Androidスマホをメイン機種として選ぶ際には、以下のポイントに注意すると良いでしょう。

メモリ容量: メモリは4GB以上が望ましいです。3GB以下の機種は、性能面で日常使いに不安を感じることがあります。
AnTuTuベンチマークスコア: このスコアが10万点以下の機種は避けた方が良いです。性能面での不満が出やすくなりますが、一般的な使用において必ずしも意識しなくても問題ありません。

これらの基準を踏まえて、メイン機種としてのAndroidスマホ選びを行うと良いでしょう。