中古のSIMフリースマホをどこで買う?おすすめの購入方法をご紹介します!
最近、中古スマホの需要が急激に増えています。これは、新品スマホの価格が円安や部品の高騰などの影響で上がっているためであり、価格の点で中古スマホが選択肢として人気を集めています。
しかし、「中古のスマホって安全なのかな?」という不安を感じる方も少なくないでしょう。そこで、この記事では中古スマホの購入メリットについて詳しく説明します。また、おすすめの店舗やウェブサイト、購入時の注意点なども紹介するので、参考にしてください。
中古スマホ市場はいま大きく成長している!
物価上昇と実質賃金の減少により、個人向けの中古スマホ需要がますます高まっています。この需要に応じて、中古スマホ市場も拡大し、未開封の端末や新品に近いもの、コストパフォーマンスの高い製品などが容易に見つかるようになっています。
ICT市場調査コンサルティング会社である「MM総研」の調査によると、2022年度の中古スマホの販売台数は234万台で、前年比10.4%増となり、過去最高を記録しました。新型コロナウイルスのパンデミックが契機となり、店頭販売だけでなく、オンラインでの購入も増加し、中古スマホ市場の成長に寄与しています。
2023年度の市場規模も257万台で、前年比9.8%増と予測されており、今後も市場の拡大が続く見込みです。さらに、1つのスマホだけでなく、用途に応じて複数のスマホを所有する人や、法人による中古スマホの利用が増加しており、市場拡大を牽引しています。
中古スマホのメリットとは?
多くの方がスマホを購入する際に、新品と中古のどちらを選ぶかで悩んでいることでしょう。そこで、ここでは中古スマホを選ぶメリットについて解説します。
さまざまな機種が安く手に入る
中古スマホを購入する最大のメリットは、「新品スマホよりも安く手に入れられる」という点です。中古スマホには、未使用の新古品と使用歴のある中古品の2つのタイプがあります。
新古品の場合、ほぼ新品同様の状態であるため、中古品に不安を感じる方でも安心して購入できるでしょう。
一方、使用歴のある中古品でも気にならないという方であれば、さらに価格が安くなる可能性が高まります。
販売終了した機種も購入できる
大手キャリアからは定期的に新型スマホが発売されますが、その一方で販売終了となる機種も存在します。このような状況では、購入のタイミングを逃すと手に入れることが難しくなるかもしれません。
自分が使い慣れている機種やデザインが好みだったり、機能に満足している場合は、最新機種ではなく販売終了した旧機種に興味を持つ方もいます。
中古スマホ市場には、大手キャリアで販売が終了した機種が数多く出回っています。販売店やオンラインサイトを注意深く探すと、理想の端末が見つかるかもしれません。
購入店舗によっては保証も充実している
中古品であっても、初期不良や故障の心配は多くの方にとって重要なポイントです。中古スマホ販売店は、独自の検査基準を設けたり、品質を保証するために努力していますが、完全に初期不良や故障を防ぐことはできません。
そのため、販売店を選ぶ際には保証内容の充実度にも注意を払う必要があります。中古スマホでも保証がしっかりとされている店舗やウェブサイトはたくさんあります。一方、オークションやフリマアプリ、個人間での売買などの場合は保証がないため、注意が必要です。
品ぞろえや価格だけでなく、保証内容もよく確認しながら、慎重に選ぶことが重要です。
中古スマホが買えるおすすめの店舗・サイトを紹介!
中古スマホを購入するには、どこで買ったらよいでしょうか。ここでは、中古スマホが買えるおすすめの店舗やサイトを紹介します。良質な中古スマホ購入の参考にしてください。
イオシス
イオシスは、中古スマホ販売店として20年以上の実績を誇ります。豊富な在庫数と低価格が特徴であり、幅広いキャリアの端末を取り扱っています。販売だけでなく、買取事業にも力を入れており、お客様のニーズに柔軟に対応しています。
にこスマ
にこスマは、伊藤忠グループの「株式会社Belong」が運営する中古スマホ販売店です。こちらでは「三つ星スマホ」のみを販売しており、万が一初期不良品が届いた場合は、1年間は無料で返品交換に対応するなど、保証も充実しています。
「三つ星スマホ」の特徴は以下の通りです:
- SIMフリーまたはSIMロック解除済みの端末のみを取り扱っています。
- 全てのグレードで画面や本体に割れや欠けがないことを保証しています。
- バッテリー容量が80%以上であり、機能に不具合がない端末を販売しています。
ハピネスネット
ハピネスネットは、主に中古iPhoneを取り扱っているWeb専門の中古スマホ販売店です。こちらでは全ての端末に対し、21項目に及ぶ品質チェックを実施しています。さらに、Bランク以上の端末には1年間の保証が付いており、画面割れや自然故障、タッチパネル不良、バッテリー不良などの故障に対して、無料で交換や返金対応が可能です。
中古スマホは格安SIMサービスでも購入できる
月々の利用代金が割安になる格安SIMサービスでも、中古スマホの購入ができることをご存知でしょうか。しかも、中古スマホの購入とSIM契約を同時に行うことで割引が適用されることも多く、お得に中古スマホを手に入れることができるのです。
中古スマホを買うときに気を付けること
ここまで、中古スマホ購入のメリットや、よりお得に購入できるキャンペーンについて解説してきました。そのリーズナブルさから、中古スマホの購入に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。
しかし、中古スマホの購入には気を付けなければならないこともあります。この、注意点を理解しないまま購入してしまうと、せっかく入手したスマホが使用できない恐れもあるので、しっかりとチェックしておきましょう。
古い機種はSIMロックがかかっている場合も
中古スマホを購入する際には、まず最初に確認しなければならないのが「SIMロック」です。
2021年9月以前に大手キャリアが販売したほとんどの機種には、販売したキャリアのSIMカード以外は使えないようにSIMロックがかけられていました。SIMロックがかかっていると、例えばドコモのSIMロックがかかった中古スマホは、auやソフトバンクのSIMカードを挿しても使えません。ただし、中古スマホのSIMロックを解除する方法も存在しますが、手間や手数料がかかる場合もあります。
ですので、販売店に確認し、SIMロックが解除済みの端末や、SIMロックがかかっていないSIMフリー端末を選ぶことが重要です。これにより、自分の使いたいSIMカードを自由に使えるようになります。
「赤ロム」に注意
購入する端末が「赤ロム」ではないかどうかの確認も非常に重要です。
赤ロムとは、前の所有者が端末代金や利用料金を支払っていなかったり、盗難などで不正に流通したりしたため、キャリアによって使用できないように制限がかけられた端末のことです。
中古スマホを購入する際には、絶対に赤ロム端末の購入を避ける必要があります。
赤ロムについては、各キャリアの公式サイトで、スマホに割り振られた15桁の製造番号(IMEI)を入力し検索することができます。
また、一部の販売店では「赤ロム保証」サービスを行っています。購入後に赤ロムであることが判明したり、突然赤ロムになってしまった場合に、同等の製品と交換できるサービスです。詳細は販売店によって異なりますので、購入前に確認しておくことをおすすめします。
古い機種には注意
古い機種を購入する際には、バッテリーの劣化や最新OSへのアップデートに対応しているかどうかに注意が必要です。
バッテリーは充放電を繰り返すことで劣化します。そのため、使用回数が多いほどバッテリーの寿命が短くなります。バッテリーの劣化は急なバッテリー切れや持続時間の短縮を引き起こし、外出先での使用に支障をきたす可能性があります。購入時には、店舗やWeb販売店で端末のバッテリー状態を確認することが重要です。
また、多くの端末は発売後数年後には最新のOSアップデートの対象外となります。OSのアップデートにはセキュリティの向上やバグ修正が含まれており、安全性や使いやすさの面で重要です。最新のOSを長く利用したい場合は、比較的新しい端末を選ぶことを検討する必要があります。
店舗とサイトのメリット・デメリットを理解しておく
店舗で中古スマホを購入する場合と、サイトで購入する場合のメリットとデメリットを比較しましょう。
店舗で購入する場合のメリットとデメリット:
メリット:
- 端末の状態を実際に確認できる。
- スタッフに相談できる。
デメリット:
- 価格がサイトで購入するより高い場合がある。
サイトで購入する場合のメリットとデメリット:
メリット:
- 機種や在庫が豊富。
- 店舗に比べて安い場合がある。
- いつでも購入できる。
デメリット:
- 端末の状態を直接確認できない。
- 販売店によっては送料が発生する場合がある。
それぞれにメリットとデメリットがあります。購入を検討する際には、これらの要素を考慮して最適な方法を選択しましょう。店舗での購入では実物を見て確認できるという利点がありますが、サイトでは価格や在庫の幅広さ、便利な購入手続きが可能です。
SIMカードの種類や対応周波数に注意
中古スマホを購入する際には、SIMカードの種類や対応周波数にも注意が必要です。
スマホは、使用するSIMカードの種類や周波数に対応している必要があります。SIMカードのサイズは「マイクロSIM」「ナノSIM」「標準SIM」の3種類に分かれており、機種によってはサイズが異なるため、対応していない機種を購入するとSIMカードを挿入することができません。
また、スマホは通信に使用する周波数(対応バンド)にも対応している必要があります。購入したスマホが契約する通信サービスで使用する周波数に対応していない場合、通信が利用できないか、利用できても通信エリアが限られたり、電波の安定性が低下する可能性があります。
周波数については、各キャリアの公式サイトや端末のスペック表に記載されていますので、購入前に必ず確認しましょう。これにより、適切なスマホとSIMカードを選ぶことができます。
まとめ
価格高騰が続く新品スマホから、中古スマホを選ぶ人が増え、それに伴い中古スマホ市場も拡大しています。
中古スマホの人気は、価格の安さが主な理由です。しかし、新品と比べても性能に大きな遜色がない端末が増えたことも、人気の要因の一つです。
中古スマホを選ぶ際には、品ぞろえや価格だけでなく、保証内容やサービスにも注目しましょう。また、中古スマホのメリットやデメリット、購入時の注意点を理解して、自分に合ったスマホをお得に購入しましょう。