【シニア世代必見】初めてのスマホの選び方
ガラケーのサービスが順次終了し、スマホに乗り換えなければならない方は多くいらっしゃるでしょう。
スマホを新しく購入しなければならないけれど、どのスマホを購入したらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
また、機能性の面からスマホに乗り換えたいと考える方もいらっしゃることでしょう。
スマホにはそれぞれ特徴があり、何を重視するかは使用する方によって異なります。
この記事を最後まで読むことで、シニア世代の方が初めてスマホを選ぶときに何に気をきをつけて選べばいいのかということがわかるようになります。
それでは、シニア世代の方にもおすすめなカンタンスマホを取り扱っているセカスマが以下で詳しくご紹介いたします。
中古スマホ業界歴7年、スマホ専門店を全国20店舗経営、累計97,000台のスマホを取り扱ってきた実績のある専門家。
自身で運営するスマホ修理専門メディア「リペアマン」は全国350店舗と提携。現在は中古スマホのマーケットプレイス「セカスマ」を運営し、安心・安全なリファービッシュ品の購入体験の提供を手掛ける。
セカスマでは格安のスマホ掲載が多数
シニアの約70%がスマホを利用している
近年、老若男女問わず、スマホを持つのは当たり前となりつつあります。
一昔前はガラケーを持つシニアの方も多くいましたが、ガラケーは3G回線のサービス終了に伴い、持つ方は減ってきました。
その結果、シニアの方の約70%がスマホを利用しています。
シニアの方が持つスマホには、シニア向けのスマホと通常のスマホの2種類があります。
シニア向のスマホとは、京セラの「かんたんスマホ」をはじめ、FCNT株式会社の「らくらくスマートフォン F-42A」やNTT docomoの「らくらくスマートフォン」などです。
シニアが初めてのスマホを持つ理由
シニアがはじめてスマホを持つ理由は以下の6点です。
- 画面が見やすい
- ガラケーが順次サービスを終了する
- かんたんスマホの方が災害時に役立つ
- セキュリティ機能が充実している
- 音声入力が可能
- LINEが無料で使える
それでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
画面が見やすい
ガラケーと比較して、スマホはとても画面が大きくも見やすくなっています。
それだけでなく、近年、スマホの画面は年々大きくなっています。
最新のiPhoneであれば、iPhone14は6.1インチ、iPhone14 Proは6.7インチです。
また、シニアスマホであれば、画面はさほど大ききなくても、表示される文字が最初から大きく設定されており、見やすいといった特徴があります。
ガラケーが順次サービスを終了する
大手携帯キャリアは、ガラケーで使用している3G回線サービスを2022年から順次終了しています。
ガラケーで使用している3G回線のサービス終了時期は以下の通りです。
携帯キャリア名 | 3G回線のサービス終了時期 |
ソフトバンク | 2024年1月下旬 |
au | 2022年3月31日 |
docomo | 2026年3月末 |
ソフトバンク公式サイト「3Gサービス終了のご案内」を参照>>
au公式サイト「3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」終了のご案内」を参照>>
そのため、ガラケーを使用していた方はシニアに限らず、スマホに買い替える必要があります。ただし、3G回線以外も使用できる一部ガラケーはこの限りではありません。
また、ガラケーを使用している場合、定期的にガラケーの3G回線が終了するお知らせとスマホへの乗り換えの案内が届きます。はじめてスマホを利用する場合には、割引などが受けられ、お得にガラケーかスマホに乗り換えることが可能です。
かんたんスマホの方が災害時に役立つ
シニア向けスマホのうち、「かんたんスマホ2」をはじめ、「シンプルスマホ6」や「らくらくスマートフォン F-42A」、「BASIO4」や「らくらくスマートフォンme | F-01L」、「arrows Be4 Plus F-41B」などには、ラジオが聞けるツールが最初から搭載されています。
これらに搭載されているラジオが聞けるツールは、「ラジスマ」といいます。
ラジスマは、「radiko+FM」というつくりで、インターネットラジオとFMラジオの両方を楽めるといった特徴があります。
FMラジオが聞けることで、タイムラグがなく、災害時の情報を得ることも可能です。
ただし、FMラジオを聞くためには、別売りのイヤホンが必要となるため、必ずイヤホンを用意しておきましよう。
また、ラジオ以外にも合わせて災害アプリをダウンロードしておくことで、防災情報の通知を受けるだけでなく、災害マップを確認できます。災害マップでは、ライフラインの供給情報なども得られるため、災害時に非常に便利です。
セキュリティ機能が充実している
スマホのうち、シニア向けのスマホでは、セキュリティの機能が充実しています。
シニア向けのスマホのセキュリティ機能は「迷惑電話対策機能」と「還付金詐欺対策機能」の2つです。
「迷惑電話対策機能」は、知らない電話番号から電話がかかってきた際に、電話をかけてきた相手に牽制する音声ガイダンスを流します。
「還付金詐欺対策機能」は、迷惑電話がかかってきた際に、電話の内容を解析して、電話をかけてきた相手に牽制する内容の音声ガイダンスを流します。
以下はシニア向けスマホのセキュリティ機能の一覧です。
スマホ名 | セキュリティ機能名 |
らくらくスマートフォン F-42A | 迷惑電話対策機能/還付金詐欺対策機能 |
らくらくスマートフォンme | F-01L | 迷惑電話対策機能/還付金詐欺対策機能 |
かんたんスマホ2 | 迷惑電話対策機能 ※1 |
arrows Be4 Plus F-41B | 迷惑電話対策機能/還付金詐欺対策 |
※1 かんたんスマホ2の迷惑電話対策機能は、警視庁犯罪抑止対策本部の助言を元に開発されています。
以下の4つのシニア向けスマホは、公益財団法人 全国防犯協会連合会が推奨している「優良迷惑電話防止機器」(優良防犯電話)に 認定されています。
- らくらくスマートフォン F-42A
- らくらくスマートフォンme | F-01L
- かんたんスマホ2
- arrows Be4 Plus F-41B
優良防犯電話の推奨基準は以下のように定められています。
(1)優良防犯電話は、次のいずれかの機能を有するものであること。
ア 電話の着信時に、電話の相手方に警告音声を発する機能を有し、かつ、通話中に自動的に通話内容を録音する機能
イ 迷惑電話番号データベース(警察、自治体等から提供された迷惑電話番号のデータベースであって、着信拒否を判別するための電話番号情報が逐次蓄積されるものをいう。)に登録された情報により、迷惑電話番号からの電話を自動判別して着信を拒否又はランプ等で警告表示する機能
(2)耐久性及び安全性を有し、正常に作動するものであること。
(3)高齢者等が使用するに当たって、操作が容易にできるもの。
<引用:公益財団法人 全国防犯協会連合会ホームページ>防犯推奨機器>優良防犯電話」>
このように、セキュリティ機能が充実していることで、シニアの方でも安心してスマホを使用できます。
音声入力が可能
スマホの文字入力といえば、フリック入力が一般的ですが、音声入力をすることも可能です。
スマホの音声入力は使用しているOSによって異なります。
以下はOS別の音声入力の方法です。
【iOS】
- 「設定」を選択します。
- 「設定」の中から「一般」を選択します。
- 「一般」から「キーボード」を選択します。
- 「キーボード」の「音声入力」をオンにします。
<参照:Apple公式サイト>iPhoneユーザガイド>「iPhoneでテキストを音声入力する」>
【Android】
- 「Gboard」をインストールします。
- 「設定」を選択します。
- 「システム」を選択します。
- 「言語と入力」を選択します
- 「画面上のキーボード」を選択します。
- 「Gboard」を選択します。
- 「音声入力」を選択します。
- 「音声入力を使用」をオンにします。
<参照:Google公式サイト>ヘルプセンター>「音声で入力する」>
また、シニア向けのスマホでも簡単に音声入力ができます。
以下の記事でも「シニア向けのスマホの音声入力」について詳しく解説しています。
LINEが無料で使える
LINEはアプリを無料でダウンロードして使用できます。
LINEでは一部有料コンテンツがあるため、使用の際は誤って使用しないように注意しましょう。
以下の記事では「シニア向けのスマホでのLINE使用」について詳しく解説しています。
シニアが初めてのスマホを持つ際の注意点
シニアが初めてのスマホを持つ際、気をつけなければならないことが多数あります。
その中でも特に気をつけなければならないのは以下の5点です。
- 操作がわからなくなってしまう
- アカウント設定やIDとパスワードを忘れてしまう
- 電話の切り忘れ
- アプリの選択やインストールの方法がわからない
- 有料アプリへの課金
それでは、注意点をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点① 操作がわからなくなってしまう
シニアがスマホを使用するときにぶつかってしまう壁のひとつに「操作がわからなくなってしまう」というものがあります。
操作がわからなくなってしまったときは、以下の2つの方法で解決しなければなりません。
- 操作がわかる人に聞く
- スマホの使い方講座に行く
操作がわかる人と常に一緒にいるのであればすぐに聞いて解決することは可能ですが、基本的にどちらもすぐにその場で解決する方法ではありません。
ですが、シニア向けのスマホであれば、サポート機能がついているため、使い方がわからなくなってしまってもすぐに解決することが可能です。
以下はシニア向けスマホのサポート機能の一覧です。
スマホ名 | サポート内容 |
らくらくスマートフォン F-42A | らくらくホンセンター専用ボタンを押すだけで、らくらくホンセンターにつながり、 専門のスタッフが無料で使い方を教えてくれます。 |
らくらくスマートフォンme | F-01L | らくらくホンセンター専用ボタンを押すだけで、らくらくホンセンターにつながり、専門のスタッフが無料で使い方を教えてくれます。 また、「使い方ガイド」を押すと、操作方法などを調べられます。 |
かんたんスマホ2 | 「押すだけサポート」のボタンを押すだけで、専用窓口につながり、 サポートを無料で受けられます。※1 |
シンプルスマホ6 | 「押すだけサポート」のボタンを押すだけで、専用窓口につながり、 サポートを無料で受けられます。※1 |
※1 押すだけサポート電話サポートの受付時間は9:00~20:00です。
注意点②アカウント設定やIDとパスワードを忘れてしまう
シニアだけでなく、若年層でもよくあることですが、スマホを使っていて、前に作ったアカウントのIDやパスワードを忘れてしまうことがあります。
IDもパスワードの設定の際に求められる決まりは、主に以下の4点です。
- 必要最低文字数をクリアする
- 数字英字混合で設定する
- 記号を使用する
- 大文字と小文字混合で設定する
ある登録先では英数字で6文字以上で設定の必要があり、ほかの登録先では8文字以上、大文字と小文字をそれぞれ使用、記号も必須など、登録先によってそれぞれ違うIDやパスワードの設定を求められます。
これでは、どれがどのIDとパスワードだったのか覚えられないのも無理はありません。
IDとパスワードを忘れてしまうことを避けるのは難しいため、IDとパスワードを忘れてしまったときに思い出せる方法を持っておくことが大切です。
IDやパスワードを忘れてしまう人のために、IDとパスワードをメモするための専用のメモ帳が販売されています。
もちろん、IDとパスワードをメモするための専用のメモ帳を購入せずに、100円ショップなどで売っているメモ帳にそれぞれのIDとパスワードをメモしておいてもOKです。
IDとパスワードを忘れてしまったときに、思い出せる方法であれば、問題はありません。
注意点③ 電話の切り忘れ
シニアの方の場合、スマホの使い方がよくわかっておらず、画面が暗くなったら電話が切れていると勘違いしてしまう方もいらっしゃいます。
電話の切り方を覚えることも大切ですが、切り忘れてしまうことを前提に以下の3つの方法で対策をするとよいでしよう。
- LINE電話を使用する
- 格安SIMを利用し、かけ放題プランを契約する
- 電源ボタンを押したら通話が切れるように設定する(Androidの場合のみ)
LINE電話は何時間でも無料通話ができるため、LINE電話を使用することで切り忘れても高額請求がくる心配はありません。
また、格安SIMのかけ放題プランもかけ放題のため、電話を切り忘れても高額請求がくる心配がありません。
電源ボタンを押すことで電話を切ったと勘違いしてしまう方には、電源ボタンを押したら通話が切れる設定をするのがおすすめです。
電源ボタンを押したら通話が切れる設定ですが、Androidのスマホのみ可能です。
以下の手順で電源ボタンを押したら通話が切れる設定にできます。
- 設定を選択します。
- ユーザー補助を選択します。
- 電話ボタンで通話を終了をオンにします。
ただし、iPhoneでは同様のサービスがないため、LINE電話の利用や格安SIMのかけ放題プランで電話の切り忘れ対策をするとよいでしょう。
注意点④アプリの選択やインストールの方法がわからない
シニアの方が初めてスマホを持つと、アプリの選択や陰とスールの方法がわからないということが起こります。
シニアの方に教えてあげられる方がいる場合には、アプリの選択方法やインストール方法をその都度教わるのもよいでしょう。
ですが、現実的にはその都度教わる時間が作れないことが考えられます。
操作がわからなくなってしまったとき同様、以下3つのうちの方法でアプリの選択やインストールの方法を確認しましょう。
- 操作がわかる人に聞く
- スマホの使い方講座に行く
- サポート機能を使用する
ただし、サポート機能はシニア向けのスマホのみにある機能です。
注意点⑤ 有料アプリへの課金
アプリにはダウンロードするときは無料でもアプリ内課金があるものとダウンロードするときに有料のものがあります。
有料アプリの場合、ダウンロードする画面に価格が記載されているため、見ればわかりますが、無料アプリの場合だと、すべてが無料で使用できると思い込んでしまい、好き勝手に使い続けていたら、アプリ内課金をしてしまっていたという問題が起こることがあります。
アプリ内課金を防ぐためには、アプリ使用制限をかけられるアプリを使用しましょう。
本来は、子どもが親に黙って課金してしまうのを防ぐためのものですが、シニアが間違えないようにするためにも有効です。
アプリの使用制限の方法は使用しているOSによって異なります。
以下はOS別のアプリの使用制限の方法です。
【iOS】
- 「設定」を選択します。
- 「スクリーンタイム」を選択し、「スクリーンタイムをオンにする」をオンにします。
- 「続ける」をタップします。
- 「これは自分用のデバイとです」または「これは子ども用のデバイスです」を選択します。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」を選択し、パスコードを入力します。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにします。
- 「App内課金」を選択し、「許可しない」をオンにします。
<参照:Apple公式サイト>AppStoreでの App内課金を防ぐ>「スクリーンタイムを使って App 内課金を防ぐ方法」>
【Android】
- 「 Google Play」を選択します。
- 「設定」を選択します。
- 「ファミリー」を選択します。
- 「保護者による使用制限」を選択し、オンにします。
- 新しくPINを作成します。
- 新しくPINを用いて、制限するコンテンツを選択します。
- アクセス制限の方法を選択します。
<参照:Google公式サイト>へルブセンター>「Google Playで保護者による使用制限を設定する方法」>
【シニア向け】初めてのスマホのおすすめをご紹介
シニア向けの初めてのおすすめスマホは、「らくらくスマートフォン F-42A」や「シンプルスマホ6」などのシニア向けのスマホと通常のスマホの2種類があります。
シニア向けのスマホの場合はそのまま使用するだけでOKですが、通常のスマホの場合は、さまざまな設定をする必要があります。
それでは、シニア向けのスマホと通常のスマホの両方から、シニア向けの初めてのおすすめスマホを3つご紹介いたします。
シニア向けの初めてのおすすめスマホ①【Basio4】
Basio4は、2020年2月7日に発売され、2020年2月21日にSIMフリーが発売されたスマホです。
カラーはシャンパンゴールド、ワインレッドのおしゃれなカラーの2色で展開されています。
本体サイズは、高さ:約159mm×幅:約W71mm×厚さ:約8.9mmで重さは約151g、画面は約5.6インチです。容量は32GBのみの展開となっています。
防水・防塵の機能もそなわっており、シニアの方でも安心して使用できます。
また、文字が大きく、メールや電話のボタンがそなわっているほか、3,300mAhの大容量電池が搭載されており、長時間の使用もできるなど、シニアの方におすすめなスマホです。
シニア向けの初めてのおすすめスマホ②【iPhone11】
iPhone11は、2019年9月20日に発売されたスマホです。
カラーはブラック、グリーン、イエロー、パープル、 (PRODUCT)RED、ホワイト6色展開でバリエーション豊富なカラーがそろっています。
本体サイズは、高さ:150.9mm×幅:75.7mm×厚さ:8.3mmで重さは194g、画面は6.1インチで、画面が大きくて見やすくシニアの方でも使いやすいのが特徴です。
容量は64GB、128GB、256GBの3種類が展開されています。
防沫性能をはじめ、耐水性能や防塵性能がそなわっているため、シニアの方でも安心して使用できます。
シニア向けの初めてのおすすめスマホ③【らくらくスマートフォンme | F-01L】
らくらくスマートフォンme | F-01Lは、2019年2月15日に発売されたスマホです。
カラーはブラック、ピンク、ゴールドの3色展開で雰囲気の違うカラーがそろっています。
本体サイズは、高さ:143mm×幅:W70mm×厚さ:9.6mmで重さは143g、画面は4.7インチです。容量は32GBのみの展開となっています。
らくらくスマートフォンme | F-01Lは、2019年6月時点(NTTドコモ調べ)では、500万台を突破するほどの人気のあるシニア向けのスマホです。
文字が大きいなどシニアスマホにそなわっている機能はもちろんのこと、MIL規格23項目に準拠しているため、防水・防塵・防湿などがそなわっています。
それだけでなく、泡タイプのハンドソープで洗うことができるため、コロナ禍には嬉しい機能が搭載されおり、安心して使用できます。
【シニア向け】初めてのスマホはセカスマで!
セカスマでは、さまざまなタイプのシニア向けのスマホのお取り扱いがあります。
セカスマでは格安のスマホ掲載が多数
シニア向けにつくられたスマホ以外にもシニアの方が初めて使用するスマホにぴったりなスマホがそろっています。
セカスマの中古スマホは、販売される前にプロの業者がクリーニングをはじめ、丁寧なチェックや調整、必要があれば修理まで徹底的に行っているので安心です。
シニア向けの初めてのスマホは、ぜひ、セカスマをご利用ください!