電話・音声通話ができる格安SIMをご紹介
格安SIMでは、電話・音声通話できます。ですが、中にはデータ通信のみしか対応していない格安SIMもあるため、料金プランの確認が大切です。
格安SIMで音声通話をするためには、何に気を付けたらいいのかわからないといった方も多いのではないでしょうか?
この記事を最後まで読むことで、「格安SIMとは何なのか」ということをはじめ、「音声SIMとデータSIMの違い」や「通話のみ格安SIMをメリット」、「データなし通話のみで格安SIMの利用をするときのポイント」を知ることができ、おすすめの音声通話の格安SIMがわかるようになります。
それでは、格安SIMで音声通話ができる中古スマホを多数取り扱っているセカスマが以下で詳しくご紹介いたします。
中古スマホ業界歴7年、スマホ専門店を全国20店舗経営、累計97,000台のスマホを取り扱ってきた実績のある専門家。
自身で運営するスマホ修理専門メディア「リペアマン」は全国350店舗と提携。現在は中古スマホのマーケットプレイス「セカスマ」を運営し、安心・安全なリファービッシュ品の購入体験の提供を手掛ける。
セカスマでは格安のスマホ掲載が多数
そもそも格安通話SIMとは?データSIMとの違いは?
格安SIMとは、大手携帯キャリアの回線を借りて、安いプランで通信サービスを提供する事業者のことをいいます。
この事業者はMVNOとも呼ばれます。
MVNOとは、「Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)」の略です。
データSIMとは、SIMカードの種類のうちの1つで、データ通信のみができる SIMカードのことをいいます。
使い道によっては通話SIMではなく、データSIMのほうが良い場合もあり
音声通話をしない場合や通話はLINEなどのアプリを使用して行うだけの場合は、通話SIMではなく、データSIMの使用で問題はありません。
また、通話SIMとデータSIMでは、データSIMの方が低価格のため、データSIMのみで問題がなければデータSIMでよいでしょう。
以下の記事でも「SIMの種類」について詳しく解説しています。
通話のみ格安SIMを使うメリット
通話のみ格安SIMを使うメリットは、以下の3つがあります。
- 格安SIMは通話料金が安い
- キャリアの回線を好みのものに選択利用できる場合が多い
- 通話品質は大手キャリアと大きくは変わらない
それでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
格安SIMは通話料金が安い
格安SIMは通話料金が安いといった特徴があります。
また、かけ放題オプションを用意している格安SIMも多く、通話料金が大手携帯キャリアより、非常に安くなっています。
以下の記事では、「格安SIMのかけ放題オプションやプラン」について詳しく解説しています。
キャリアの回線を好みのものに選択し、利用できる場合が多い
格安SIMは大手携帯キャリアの回線を借りています。
以下は格安SIMが借りている大手携帯キャリアの回線一覧です。
MVNO名 | 使用回線 |
ahamo(アハモ) | docomo |
イオンモバイル | docomo/au |
HISモバイル | docomo/Softbank |
エキサイトモバイル | docomo/au |
OCNモバイルONE | docomo/au |
J:COM mobile | au |
DTI モバイル | docomo |
どこでもフィットSIM | docomo |
POVO(ポヴォ) | au |
mineo(マイオネ) | docomo/Softbank/au |
IIJmio(ミオフォン) | docomo |
LINEMO(ラインモ) | Softbank |
楽天モバイル | au(現在、順次終了中) |
LIBMO(リブモ) | docomo |
UQmobile(ユーキューモバイル) | au |
Y!mobile(ワイモバイル) | Softbank |
y.u mobile(ワイユーモバイル) | docomo |
このように、格安SIMはどこの大手携帯キャリアの回線を借りているかを明らかにしています。
そのため、利用したい大手携帯キャリアの回線を借りている格安SIMを選択して、利用することが可能です。
また、mineoでは3回線から、イオンモバイルやHISモバイル、エキサイトモバイルやOCNモバイルONEでは2回線から選択することができます。
通話品質は大手キャリアと大きくは変わらない
格安SIMの場合、大手携帯キャリアの回線を借りて、通信サービスを提供しているため、通話品質は大手携帯キャリアと大きく変わりはありません。
ただし、格安SIMの中には、通常の音声通話ではなく、「プレフィックス方式」と「インターネット電話」を利用している場合があります。
「プレフィックス方式」と「インターネット電話」の場合、音声通話の品質が低下する可能性があります。
以下の記事では「格安SIMで利用されることがあるプレフィックス方式とインターネット電話」について詳しく解説しています。
データなし通話のみ利用の格安SIMを選ぶときのポイント
データなし通話のみ利用の格安SIMを選ぶときのポイントには以下の4つがあります。
- 通話アプリや定額オプションをチェック
- 基本料金や割引プランをチェック
- 通信回線は端末と地域で繋がりやすい回線をチェック
- 格安SIM通話でかけ放題プランがあるかどうかをチェック
それでは、データなし通話のみ利用の格安SIMを選ぶときのポイントについて、それぞれ詳しくご紹介いたします。
通話アプリや定額オプションをチェック
格安SIMの場合、音声通話の品質や定額オプションを確認することが大切です。
格安SIMの場合、「通話品質は大手キャリアと大きくは変わらない」でも解説した通り、通話アプリを利用した「プレフィックス方式」と「インターネット電話」があります。
音声通話の品質にこだわる場合は、通常の音声通話の格安SIMを利用するのがおすすめです。
また、格安SIMには音声通話の定額オプションとしてかけ放題があります。
かけ放題のオプションの内容は、格安SIMによって異なるため、通話品質や料金を比較して決めるとよいでしょう。
基本料金や割引プランをチェック
格安SIMの基本料金や割引プランは、格安SIMによってさまざまです。
基本料金の種類は少なく、必要なオプションを追加して自分の使いやすいようにカスタマイズするタイプやデータ使用量によって細かく基本料金が設定されているタイプなどがあります。
また、割引プランも格安SIMによって大きな違いがあります。キャンペーンも同様です。
そのため、トータルでどのくらいの料金がかかるかを確認してから契約することが重要となります。
通信回線は端末と地域で繋がりやすい回線をチェック
通信回線は端末と地域によってつながりやすさが異なります。
回線のつながりやすさを確認したいときは、格安SIMが回線を借りている大手携帯キャリアの対象エリアから確認ができます。
以下が対象エリアの確認ができる大手携帯キャリアの公式サイトのページ一覧です。
大手携帯キャリア名 | 対象エリアの確認ができる大手携帯キャリアの公式サイトのページ |
SoftBank | https://www.softbank.jp/mobile/network/area/ |
au | https://www.au.com/mobile/area/ |
docomo | https://www.docomo.ne.jp/area/ |
ただし、格安SIMは大手携帯キャリアの回線を借りて通信サービスを提供しているため、混雑時は回線が混み合い、つながりにくくなることもあります。
格安SIM通話でかけ放題プランがあるかどうかをチェック
格安SIMの場合、かけ放題の定額オプションの用意があることは多いのですが、かけ放題プランを用意している格安SIMは少ない傾向にあります。
かけ放題プランを用意している格安SIMは以下の通りです。
- mineo(マイオネ)
- UQmobile(ユーキューモバイル)
- Y!mobile(ワイモバイル)
- y.u mobile(ワイユーモバイル)
かけ放題プランには、それぞれ異なった特徴があるため、かけ放題プランを利用するときには比較してから契約するようにしましょう。
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データなし通話のみの格安SIMに乗り換えるときの注意点
データなし通話のみの格安SIMに乗り換えるときの注意点は以下の5つがあります。
- データなし通話のみの格安SIMがそもそも安い理由
- 通話のみの格安SIMプランがあるかどうか注意
- かけ放題オプションは専用アプリ限定でないとできないケースもアリ
- ガラケーや簡単スマホのプランがあるかどうかチェック
- 解約金や縛りがあるかどうか契約前にチェック
それでは、データなし通話のみの格安SIMに乗り換えるときの注意点をそれぞれ詳しくご紹介いたします。
データなし通話のみの格安SIMがそもそも安い理由
データ通信量込みのプランの場合、データ通信量の容量が増えるごとに価格が上がります。
音声プランであっても、ついてくるデータ通信量の容量が増えるごとに価格も上がってしまいます。
そのため、音声プランのみまたは音声プランでデータ通信量が最低容量であれば、価格を抑えられるといった仕組みです。
通話のみの格安SIMプランがあるかどうか注意
すべての格安SIMに通話に特化した料金プランがあるわけではありません。
それだけでなく、格安SIMの中には、通話SIMを取り扱っていない場合もあります。
通話のみで格安SIMを利用する場合には、通話に特化した料金プランがあることを確認しましょう。
かけ放題オプションは専用アプリ限定でないとできないケースもアリ
格安SIMの場合、かけ放題オプションが用意されていることが多いのですが、かけ放題を利用するためには専用のアプリをダウンロードしなければ通話できないといったことがあります。
専用のアプリを使用する場合は、「プレフィックス方式」と「インターネット電話」であることが多いため、かけ放題オプションを契約するときには必ず確認しましょう。
ガラケーや簡単スマホのプランがあるかどうかチェック
格安SIMは、ほとんどがスマホ対応のプランです。
しかし、以下の格安SIMではガラケーのプランがあります。
また、簡単スマホ専用のプランがある格安SIMはありませんが、シニア向けのプランが用意されている格安SIMはあります。
解約金や縛りがあるかどうか契約前にチェック
多くの格安SIMには、解約金や縛りはありませんが、格安SIMでも解約金や縛りがある場合があります。
以下が2022年12月現在の格安SIMの解約金と縛りについての一覧です。
MVNO名 | 解約金 | 縛り |
ahamo(アハモ) | なし | なし |
イオンモバイル | なし | なし |
HISモバイル | なし | なし |
エキサイトモバイル | なし | なし |
OCNモバイルONE | 1,000円 | 新コース以外、本人確認書類の確認が完了した日を含む月を 1カ月目として6カ月目まで |
J:COM mobile | なし | なし |
DTI モバイル | なし | なし |
どこでもフィットSIM | 3,160円 (不課税) | どこでもお得プランで1年未満の場合 |
POVO(ポヴォ) | なし | なし |
mineo(マイオネ) | なし | なし |
IIJmio(ミオフォン) | なし | なし |
LINEMO(ラインモ) | なし | なし |
楽天モバイル | なし | なし |
LIBMO(リブモ) | 音声通話機能解除手数料10,450円(税込) | 2022年6月30日までに申し込みが完了し、 最低利用期間内に解約の場合・データシェアオプションを ご利用で最低利用期間内に解約の場合・2022年7月1日以降にデータシェアオプションのお申込みを完了して最低利用期間内に解約の場合 |
UQmobile(ユーキューモバイル) | 契約解除料最大10,450円(税込) | 加入している契約の種類による |
Y!mobile(ワイモバイル) | なし | なし |
y.u mobile(ワイユーモバイル) | なし | なし |
このように、ほとんどの格安SIMでは、解約金が発生しませんが、一部の格安SIMでは解約金が発生するため、契約するときにはしっかりと確認することが大切です。
データなし通話のみ利用におすすめの格安SIM3選
ここでは、データなし通話のみ利用におすすめの格安SIMを3つご紹介いたします。
おすすめの格安 SIM①mineo(マイネオ)
mineoでは以下の2つのプランがあります。
- 「マイピタ」の基本データ容量が1GBで基本料金が1,298円(税込)のプラン。
- 「ライト(最大300kbps)」で基本料金は660円(税込)
どちらも通話料は22円(税込)/30秒です。
このほか、かけ放題オプションもあるため、お得に通話を楽しめます。
おすすめの格安 SIM②イオンモバイル
イオンモバイルには以下のプランがあります。
- 「音声0.5GBプラン」で基本料金は803円(税込)
音声プランには0.5〜10GBまでの「さいてきプラン」、20〜50GBの「さいてきプランMORIMORI」があります。
通話料は11円(税込)/30秒です。
このほか、以下のかけ放題プランもあります。
- 「5分かけ放題」で月額550円(税込)
- 「10分かけ放題」で月額935円(税込)
- 「フルかけ放題」で月額1,650円(税込)
そのため、通話料金を抑えることが可能です。
おすすめの格安SIM③IIJmio(ミオフォン)
IIJmioには以下のプランがあります。
- 「音声SIM・音声eSIM タイプAのみ 2GB」で月額850円(税込)
「音声SIM・音声eSIM タイプAのみ」には、4GB、8GB、15GB、20GBもあります。
通話料は11円(税込)/30秒です。
このほか、以下のかけ放題オプションもあります。
- 「みおふぉんダイアル通話定額5+」で月額500円(税込)
- 「みおふぉんダイアル通話定額10+」で月額700円(税込)
- 「みおふぉんダイアルかけ放題+」で月額1,400円(税込)
かけ放題オプションと組み合わせることで、通話料金を安くできます。