子供に持たせる携帯「子供スマホ」とは?選び方やおすすめを徹底解説!
子供にスマホを持たせるときに悩むのが「通常のスマホ」を持たせるか「子供スマホ」を持たせるかということではないでしょうか?
子供スマホは、auでは「キッズ向けスマホ」、docomoでは「キッズ携帯」、ソフトバンクでは「キッズフォン」と呼ばれ、子供が持つことに特化したスマホのことをいいます。
子供スマホには、親が子供に持たせることで安心できる機能が多数つけられているため、子育て世帯に需要の高いスマホです。
この記事を最後まで読むことで、子供に持たせる携帯である「子供スマホ」のメリットやデメリットをはじめ、子供スマホの特徴や何を基準に選んだらいいのかということがわかるようになります。
それでは、子供スマホの取り扱いも多数ある中古スマホ販売のセカスマが以下で詳しくご紹介いたします。
子供にスマホ・携帯を持たせるメリット
子供にスマホ・携帯を持たせるメリットは以下の6つです。
- 連絡が取りやすい
- 防犯対策として便利
- 子供の在宅を知らせてくれる
- 学習のサポートとして使える
- アラーム機能で遅刻を防止する
- 年齢に合わせて漢字を表示してくれる
それでは、子供にスマホ・携帯を持たせるメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①連絡が取りやすい
スマホや携帯が普及してから、公衆電話の数は劇的に減りました。そのため、子供が親に連絡をしたいと思っても簡単に連絡することができません。
また、親が子供に連絡をしたいと思ったとき、スマホや携帯を持っていなければ、連絡を取ることは不可能です。
子供にスマホや携帯を持たせることで、連絡が取りやすくなり、子供の安否確認もしやすくなります。
メリット②防犯対策として便利
防犯ブザーを学校のバッグやランドセルにつけている子供は多いですが、普段遊びに行くときなどに防犯ブザーを持つことはあまり習慣化されていません。
ですが、子供スマホには防犯ブザーアプリがあるため、ダウンロードをしておくだけで、防犯対策として使えます。
防犯ブザーアプリには、スマホを振るだけでブザーが鳴ったり、位置情報を共有したり、ワンタップで電話がかけられたりするため、危険な目に遭ったときもすぐに対応ができ、とても便利です。
また、子供用スマホによっては、防犯ブザー機能がスマホ本体にそなえつけられているタイプのものがあります。
防犯ブザー機能がスマホ本体にそなえつけられている子供スマホの場合、防犯ブザーのストラップを引っ張ることで子供のいる場所の写真が自動的に撮影され、現在地と一緒に親に届くようになっているものもあるため、より子供の安全を守られるようになっています。
子供の安全を守るためにスマホや携帯を持たせるのはとてもおすすめです。
メリット③子供の在宅を知らせてくれる
子供スマホによっては、子供が家にいることを定期的に親のスマホに通知してくれます。子供の帰宅や子供が外出せずにきちんと家にいることがわかるため、仕事などで離れていても安心して過ごすことが可能です。
また、帰宅したことを知らせる通知が親のスマホに届くサービスもあります。
メリット④学習のサポートとして使える
わからないことがあったとき、辞書を引いて事足りるケースもあれば、辞書だけではカバーしきれないこともあります。
そんなときに便利なのがスマホや携帯です。
スマホや携帯があれば、わからないことがあったときにすぐに調べられます。
子供の好奇心を育てるのにスマホや携帯は役立つといえるでしょう。
メリット⑤アラーム機能で遅刻を防止する
子供スマホにはアラーム機能が搭載されているため、セットしておくことで習い事などの時間を知らせてくれます。また、時間だけでなく、習い事に持っていくものも画面に表示して知らせしてくれます。
メリット⑥年齢に合わせた漢字を表示してくれる
子供スマホによっては、学年に合わせた漢字に変換してくれる機能がついています。そのため、低学年でも高学年でも同じ子供スマホの利用が可能のため、買い替えが不要です。
子供にスマホ・携帯をを持たせるデメリット
子供にスマホ・携帯を持たせるデメリットは以下の3つです。
- ゲームをし過ぎる
- 視力が低下してしまう可能性がある
- SNSなどの不適切な利用の可能性がある
それでは、子供にスマホ・携帯を持たせるデメリットについて詳しく見ていきましょう。
デメリット①ゲームをし過ぎる
スマホや携帯には無料で遊べるゲームアプリがあります。そのため、勉強をせずにゲームばかりしてしまう可能性があるため、注意が必要です。
利用制限ができる場合には、利用制限するのもよいでしょう。
デメリット②視力が低下してしまう可能性がある
スマホや携帯を持ってしまうと、ついつい長い時間、ゲームをしたり、SNSで交流をしたり、友達とメッセージのやりとりをダラダラ続けてしまったりすることが考えられます。
スマホを触る時間が長くなることで、視力が低下してしまう恐れがあるため、スマホや携帯の使用時間を予め決めておく必要があるでしょう。
デメリット③SNSなどの不適切な利用の可能性がある
SNSなどで見ず知らずの人たちと交流を持つことは今では当たり前のことです。しかし、子供の場合、どのような人と関わっていいのか、また関わってはいけないのかといった判断が的確にはてきません。そのため、関わってはいけない人とSNSで交流を持ってしまう可能性があり、大変危険です。
また、SNSはいじめの温床になってしまうこともあります。正しい判断ができるようになるまで、SNSなど不適切な利用から子供を守るため、対策や子供との約束をする必要があります。
子供には子供用スマホがおすすめ
子供に持たせるには子供用スマホがおすすめです。
おすすめの理由は以下の5点です。
- 子供が使いやすいようにアラームや漢字表示機能がそなわっている
- 防水・防滴・防塵・耐衝撃などがそなわっている
- 月額料金が安い
- 見守り機能が多数搭載されている
- フィルタリング機能があり、危険から子供を守りやすい
大人用のスマホを使用する場合に比べ、子供を危険から守りやすかったり、子供が使いやすかったりといったメリットがあるため、子供には子供用スマホがおすすめであるといえます。
子供スマホの特徴
子供スマホの特徴は以下の5つあります。
- 見守り機能が充実
- 特定のアプリ/機能の制限
- 不適切なサイト・有害アプリへのフィルタリング
- 課金の制限
- 利用時間の制限
それでは、子供スマホの特徴について詳しく見ていきましょう。
特徴①見守り機能が充実
子供スマホには、たくさんの見守り機能がついています。
たとえば、以下のような見守り機能です。
- 帰宅時に親に連絡のメールが届く
- 在宅時に定期的に親に通知が届く
- 電池残量のお知らせが親にメールで届く
- GPSで居場所がわかる
見守り機能がついていることで、仕事など親が子供と離れていたり、子供が習い事や塾に行っていて離れていたりする場合でも居場所がわかるため、安心して過ごすことができます。
特徴②特定のアプリ/機能の制限
子供スマホには、出会い系やエロ系など子供に不適切であったり、有害であったりするアプリをインストールできない機能がついています。
また、スマホを使用していると、知らない番号から電話がかかってきたり、知らないアドレスからメールが届いたりすることがあります。
電話帳に登録されていない番号やアドレスからの連絡はすべてブロックする機能がついている子供スマホの場合、知らない番号・アドレスからの連絡が子供に届きません。また、子供からの電話の発信やメールの送信も電話帳に入っている人にしかできません。
特徴③不適切なサイト・有害アプリへのフィルタリング
不適切なサイトや有害アプリのフィルタリングは、「平成二十年法律第七十九号 青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」において定められています。
以下が「平成二十年法律第七十九号 青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」のうち、フィルタリングに関する内容です。
(携帯電話インターネット接続役務提供事業者の青少年有害情報フィルタリングサービスの提供義務)
第十五条 携帯電話インターネット接続役務提供事業者は、役務提供契約の相手方又は役務提供契約に係る携帯電話端末等の使用者が青少年である場合には、青少年有害情報フィルタリングサービスの利用を条件として、携帯電話インターネット接続役務を提供しなければならない。ただし、その青少年の保護者が、青少年有害情報フィルタリングサービスを利用しない旨の申出をした場合は、この限りでない。
(携帯電話インターネット接続役務提供事業者等の青少年有害情報フィルタリング有効化措置実施義務)
第十六条 携帯電話インターネット接続役務提供事業者等は、携帯電話端末等(青少年有害情報フィルタリング有効化措置(インターネットを利用する者の青少年有害情報の閲覧を制限するため、インターネットと接続する機能を有する機器に組み込まれたプログラムの機能を制限する措置をいう。以下この条及び第十九条において同じ。)を講ずる必要性が低いものとして総務省令・経済産業省令で定めるものを除く。)であって、その販売が携帯電話インターネット接続役務の提供と関連性を有するものとして総務省令・経済産業省令で定めるもの(以下この条において「特定携帯電話端末等」という。)を販売する場合において、当該特定携帯電話端末等に係る役務提供契約の相手方又は当該特定携帯電話端末等の使用者が青少年であるときは、当該特定携帯電話端末等について、青少年有害情報フィルタリング有効化措置を講じなければならない。ただし、その青少年の保護者が、青少年有害情報フィルタリング有効化措置を講ずることを希望しない旨の申出をした場合は、この限りでない。
このように、フィルタリングに関する法整備が実施されているため、携帯電話インターネット接続役務提供事業者等にはフィルタリングサービスが用意されています。
フィルタリングサービスは、子供の年齢や家庭のルールに合わせてカスタマイズできる場合もありますが、基本的には利用者が18歳未満の青少年の場合には適用されます。
特徴③課金の制限
大手携帯キャリアでは、子供が勝手に課金できないようにするため、さまざまな工夫やサービスが行われています。
以下が大手携帯キャリアで実施されている課金の制限です。
大手携帯キャリア名 | サービス内容 |
docomo | 利用者が20歳未満の場合は、月のご利用限度額は最大10,000円。 ご利用限度額の設定は、1,000円単位で可能であり、自動で上がることはない。 |
Softbank | 「ソフトバンクまとめて支払い」の「利用限度額の確認・各種設定の変更」から「まとめて支払いの利用」をオフにすることで、コンテンツの購入ができないようにできる。 |
au | デジタルコンテンツやプ物品を購入できる「auかんたん決済」のご利用限度額が、 13歳未満は月1,500円、13~19歳は月10,000円となっています。 個別に1,500円以下に設定している場合は、設定した金額が適用されます。 |
このように、20歳未満の場合は課金の制限が実施されているため、子供が莫大な課金をする心配がありません。
特徴④利用時間の制限
子供スマホの場合、利用時間の制限ができる機能がついています。使えない時間や曜日の登録ができるため、細かい設定が可能です。
利用時間の制限をする場合には、管理者である親が遠隔で子供スマホの利用時間の設定を行うため、子供が勝手に利用時間の変更をできません。
また、親が子供がどれだけインターネットを使用しているかを確認することも可能です。
子供にスマホを持たせる際の注意点
子供にスマホを持たせる際の注意点は以下の2つあります。
- 使用時間に関してのルール
- SNS利用のルール
それでは、子供にスマホを持たせる際の注意点について詳しく見ていきましょう。
注意点① 使用時間に関してのルール
デメリットの1つとして、長時間スマホを見ていることでの「視力の低下」があります。そのため、スマホを長時間見ないようにするために使用時間に関してのルールを決めることは大切です。
ルールを作っても守れない場合は、子供スマホの機能としてある「利用制限」で見られない時間帯を設定するとよいでしょう。
注意点② SNS利用のルール
SNS利用のルールを予め決めておくことは重要です。
たとえば、以下のようなルールを決めておくとよいでしょう。
- 知らない人と通話をしない
- 知らない人とメッセージのやりとりをしない
- 本名を教えない
- どこに住んでいるかを教えない
- 写真を送ってほしいと言われても送らない
- 会いたいと言われても会わない
- SNSが設定している利用年齢を守る
- 位置情報はオフにする
- 住んでいる場所や行動範囲がバレてしまうため、写真を投稿しない
- 自分や友達の顔写真を投稿しない
- トラブルに巻き込まれたり、自分で対処できなかったりした場合は必ず親や先生に相談する
SNS利用のルールは大人が気をつけなければならないこととほとんど同じです。
SNSを適切な距離感を持って使用できるように子供にしっかりとSNSの使い方を説明することも重要であるといえるでしょう。
子供にスマホ・携帯を持たせるタイミングの目安
子供にスマホ・携帯を持たせるタイミングの目安は以下の3つが適切です。
- IT化が進む現代社会
- 小学生・中学生のスマホの所有率は増加
- 子供のスマホ利用開始時期
それでは、子供にスマホ・携帯を持たせるタイミングの目安について詳しく見ていきましょう。
目安①IT化が進む現代社会
2020年には小学校でプログラミングの必修化が実施されました。
子供であっても、スマホやパソコンを通じて、インターネットに触れるのは当たり前の時代です。そのため、スマホに触れずに生活するのは難しいといえるでしょう。
スマホを持たせるのが心配な場合は、子供スマホを持たせ、利用制限やフィルタリングで子供を守りながら、スマホを持たせるのがおすすめです。
目安② 小学生・中学生のスマホの所有率は増加
令和2年3月 内閣府「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」によると、以下のような状況がわかります。
「青少年のインターネットの利用状況 -1(インターネット利用率)」でインターネットを利用する機器は、スマートフォン(63.3%)となっています。また、「 低年齢層の子供のインターネットの利用状況 ‐1(インターネット利用率)」では、 インターネットを利用する機器は、スマートフォン(31.2%)でした。
多くの子供たちがスマートフォンを利用してインターネットを使用している実態が明らかになりました。
このことからも小学生・中学生のスマホの所有率が高いことがわかります。
目安③子供のスマホ利用開始時期
子供のスマホ利用開始時期は、住んでいる地域や家庭環境によっても異なりますが、習い事や塾に行くようになったときに連絡手段のひとつとして持たせている家庭が多いようです。
子供スマホであれば、防犯ブザーも兼ねているものも多いため、防犯の観点からも習い事や塾に行くようになって持たせるのはよいでしょう。
また、電車に乗って通学や習い事に行っている場合は、電車遅延などが起こったときにすぐに検索をして、対処ができるといったメリットもあります。
子供スマホの選び方・ポイント
子供スマホの選び方・ポイントは以下の6点を抑えていることが大切です。
- 家族で利用しているキャリア回線
- 位置情報の検索機能・見守り機能の充実度
- ガラケーかスマホか
- 月額料金の安さ
- 耐久性の高さ
- スマホの使い方を確認、通話・Web閲覧履歴の管理機能
それでは、子供スマホの選び方・ポイントについて詳しく見ていきましょう。
選び方・ポイント①家族で利用しているキャリア回線
家族で利用しているキャリア回線であれば、家族割りなどの割引きが受けられます。子供に子供スマホを持たせる場合には、家族が利用しているキャリア回線で契約をしましょう。
選び方・ポイント② 位置情報の検索機能・見守り機能の充実度
子供スマホの機能として重要なのが「位置情報の通知や検索機能」と「見守り機能」がどれだけ充実しているかです。
子供スマホによって、細かいサービスは異なるため、重視するサービスを決めて、子供スマホを選ぶとよいでしょう。
選び方・ポイント③ガラケーかスマホか
子供スマホにはガラケーとスマホの両方があります。ガラケーの多くは3G回線を利用しているため、順次回線が利用できなくなっています。
3G回線が利用できる期間までしか使用しないのであれば、ガラケーでも問題はありませんが、3G回線が使用できる期間を考えると、スマホの方がよいといえるでしょう。
以下の記事では「3G回線のサービス期間」について詳しく解説しています。
選び方・ポイント④月額料金の安さ
子供スマホの魅力のひとつは月額料金の安さです。
それでは、ここで大手携帯キャリアの子供スマホの月額料金を見ていきましょう。
大手携帯キャリア名 | プラン名 | 月額料金 |
docomo | キッズケータイプラン(Xi) | 550円(税込) |
Softbank | 基本プラン(みまもりケータイ/キッズフォン) | 539円 |
au | ジュニアケータイプランN※1 | 550円(税込)※2 |
※1 申し込み時に小学生以下の場合のみ。
※2 ただし、au PAY カードお支払い割の場合。
このように、子供スマホなら、通常の料金プランの10分の1程度の月額料金で利用できます。
選び方・ポイント⑤耐久性の高さ
子供スマホは耐久性の高さにも優れています。
子供スマホの耐久性には以下のようなものがあります。
- 防水
- 防滴
- 防塵
- 耐衝撃
子供スマホは耐久性の高さの観点から見ても、子供が安心して使用できる設計になっています。
また、子供スマホが汚れても洗えるタイプのものもあるため、汚れても問題がないといったメリットがあります。
選び方・ポイント⑥スマホの使い方を確認、通話・Web閲覧履歴の管理機能
子供スマホのさまざまな機能は多くの機種で共通していますが、機種によって異なる機能も搭載されています。
子供スマホの使い方は各商品ページにスペックなどが記載されているので、購入前に親がしっかり確認することが大切です。
通話やWeb閲覧履歴も親が確認できるようになっているため、管理方法などもきちんと確認しておきましょう。
子供スマホの購入はセカスマで
セカスマでは、子供スマホのお取り扱いもあります。
子供スマホを短期間しか使用しない場合やお試しで使いたい場合などは、中古スマホで子供スマホを探すのがおすすめです。
セカスマの中古の子供スマホであれば、専門知識を持つプロの整備士が検査やクリーニングを行い、必要に応じて修理などの調整をしています。
清潔かつ状態の安定した子供スマホをお届けできるセカスマで、ぜひお子様の子供スマホをご検討ください。