【購入前に絶対知っておきたい】中古スマホの注意点
新しくスマホを買い換えようと検討されている際に、中古スマホの購入を検討する方もいるかと思います。
この記事では、「中古スマホを購入してみたいけど、確認しておいた方がいい注意点を知りたい」という方や、「中古スマホを購入するときどんなことに注意すれば問題なく使えるか知りたい」といった方向けに、中古スマホを購入するときの注意点や、注意点の確認方法を解説します。
中古スマホの注意点
中古スマホの注意点は、次の4つです。
- 保証が効かない
- 電源がつかない・バッテリーの劣化
- 部品の欠品
- 赤ロム
それぞれ見ていきましょう。
中古スマホの注意点①:保証が効かない
中古スマホの注意点の1つ目は、保証が効かないことです。
中古スマホとして売りに出されているスマホは、メーカーの保証期間をすでに過ぎてしまっているものが多く、本体が故障して修理する場合は保証適用外となることがほとんどです。
中古スマホの販売店が独自に保証をつけていることもありますが、製造メーカーの端末保証ほど手厚くありません。
中古スマホを購入するときには、故障していないことを確認することはもちろん、保証についても確認しておきましょう。
中古スマホの注意点②:電源がつかない・バッテリーの劣化
中古スマホの注意点の2つ目は、電源がつかない・バッテリーの劣化です。
中古スマホとして売りに出されているスマホは、バッテリーの持ちが悪くなってきたために売りに出されたものがあります。
そのため、中古スマホを購入した当初から、端末とは別にモバイルバッテリーを用意しておく必要がある場合が多いです。
バッテリー交換できる端末であればバッテリーを交換して使用すれば問題ないですが、バッテリー交換ができない端末もあるため、中古スマホを購入するときにはバッテリー交換の可否についても確認しておきましょう。
中古スマホの注意点③:部品の欠品
中古スマホの注意点の3つ目は、部品の欠品です。
中古スマホでは、イヤフォンや充電器などの付属品がついていない商品があります。そのため、付属品の購入に別途費用がかかる場合があるほか、そもそも付属品が入手困難である場合があります。
中古スマホを購入するときには、中古スマホの使用にあたって必要な付属品が揃っているか確認しておきましょう。
中古スマホの注意点④:赤ロム
中古スマホの注意点の4つ目は、赤ロムです。
赤ロムとは、電話回線を提供している会社から、「ネットワーク利用制限」が掛けられている端末のことです。「ネットワーク利用制限」とは、元の利用者が代金を払っていなかったり、中古スマホが盗難品であった場合に、一部機能が使えなくなってしまった状態です。
大抵の中古スマホ販売店では赤ロムを販売することはありませんが、販売時には赤ロムになっていなくても、購入後に赤ロムになってしまうことがあります。
赤ロムかどうかは、docomo・au・ソフトバンクなどの公式サイト内にある「ネットワーク利用制限携帯電話機の確認」ページで確認できます。その際に、製造番号(IMEI)を入力する必要があるので、中古スマホを購入するときには製造番号(IMEI)を確認しておきましょう。
赤ロムについての詳しい説明や対処法などは次の記事にまとめております。
中古スマホの注意点を理解して購入すればメリットたくさん
中古スマホには注意点がいくつかありますが、そうした注意点を理解した上で購入すれば、注意点以上にメリットがたくさんあります。主なメリットは次の3つです。
- 値段が安いので格安スマホとして使える
- 過去のさまざまな機種を購入できる
- Wi-Fiのみでも中古スマホは使える
値段が安いので格安スマホとして使える
中古スマホの1番のメリットは、スマホを安く買えることです。
新品では手が出ないようなハイエンドモデルや最新機種をお手頃価格で入手できるケースも珍しくありません。中古といっても状態はさまざまで、未使用品や新品同様のきれいなスマホも多く出回っています。
たとえば、iPhone12やGoogle Pixel 4aといった機種では、新品と中古を比較すると、平均して中古のほうが1万円以上安くなることがあります。
過去のさまざまな機種を購入できる
種類が豊富なことも中古スマホのメリットです。
新品のスマホを販売している大手キャリアでは、すでに販売停止となった過去の機種は購入することができません。
しかし、中古スマホを選択肢に加えれば、すでに販売を終了している機種に出会える可能性もあります。
中古スマホの一番人気はiPhoneで、最新機種が発売された直後は型落ち機種がたくさん中古スマホ市場に出回ります。iPhoneの購入を検討しているなら中古スマホは狙い目といえるでしょう。
Wi-Fiのみでも中古スマホは使える
ブラウザやYoutubeの閲覧などを主な中古スマホの使用目的として使う場合、SIMカードを挿入しなくても、Wi-Fiがあれば中古スマホ端末だけでブラウザ等を閲覧することができます。
Wi-Fiさえあれば、SIMカードの契約を結ばずとも、安価な端末代のみでインターネットが使えるため、動画再生用の2台目のスマホとして利用する方も多いです。
中古スマホ購入時の注意点
中古スマホの注意点を回避するために、下記のような購入時にチェックしておくべきポイントがあります。
- 見た目の状態を確認
- 発売時期を確認
- メモリの容量を確認
- IMEI番号の確認
- 水没などの過去がないか確認
- ネットワーク利用制限を確認
- 回線を確認
- アクティベーションロックを確認(iPhone)
- 補償内容・保証期間を確認
それぞれ見ていきましょう。
見た目の状態を確認
業界団体リユースモバイル・ジャパン(RMJ)は、適切な中古販売の指標となるガイドラインを2019年に公表しました。
販売店には「安心安全評価」と「外装評価」および「機能評価」の結果を明示することが求められています。評価は下記の5ランクに分類されます。中古スマホ選びの参考にしてください。
- Sランク:未使用品
- Aランク:美品
- Bランク:中程度品
- Cランク:使用済み品
- Jランク:ジャンク品
発売時期を確認
中古スマホを選ぶときは、発売時期にも注意しましょう。
特にAndroid端末はOSのバージョンアップやセキュリティプログラムの開発が数年間のみに限られています。
2年以上前にリリースされた端末は最新アプリが動かない可能性があるだけでなく、セキュリティリスクも伴います。
メモリの容量を確認
スマホのメモリはアプリが動作するための作業領域です。
メモリが少ないとスムーズな操作がしにくくなるため、3~4GB以上のメモリを搭載した端末を選びましょう。
また、メモリと似たものにストレージがあります。ストレージとは本体の記憶容量を表すもので、SDカードをセットすることでも増やせます。
IMEI番号の確認
「IMEI」とは、端末識別情報のことです。端末のIMEI番号を知るためには、その端末を立ち上げて確認する必要がありますが、IMEI番号さえ分かれば、たとえ中古スマホであっても購入者がその端末について調べることが可能です。
日本で圧倒的にユーザーが多いiPhoneは、IMEI番号からその端末の保証状況とサポート期間を確認することができます。また、大手フリマアプリでは、スマホを出品する際にはその端末のIMEI情報の掲載を必須としています。
このようにIMEI番号は非常に重要かつ信頼性の高い情報です。
IMEI番号を調べることが出来ない中古スマホは、盗難品であったり電源が入らなかったりという可能性が高いため、そのような端末は購入しないほうが良いでしょう。
また、赤ロムかどうかを調べる際にもIMEI番号は必要となるので、購入時には必ず手元にメモをしておきましょう。
水没などの過去がないか確認
購入を検討している端末が過去に水没していないこともチェックしましょう。
一度でも水没した端末は、たとえ一時的には使用できても、故障するリスクが高まっているため、避けたほうが無難です。
とはいえ、水没チェックは端末の外観で判断することができません。
中古携帯ショップで販売されている端末は、販売前に店側で動作チェックをしているはずですが、その動作チェックの項目に水没チェックがあることを確認しましょう。
一般的に、端末の中には水没したことがないかわかるように紙切れ状のものが入っています。水没すると、この紙切れ状のものが変色する仕組みになっています。
購入前に実機を触って確認させてもらえるお店であれば、端末のカバーを開けて水没チェックの色が変わっていないかを確認するとよいです。
水没チェックのやり方は機種によって異なります。わからない場合は、メーカーのホームページなどで調べると良いでしょう。
ネットワーク利用制限を確認
購入する中古スマホがネットワーク利用制限がかけられた「赤ロム」かどうかは、docomo・au・softbankといった回線提供会社の公式サイト内にある「ネットワーク利用制限携帯電話機の確認」ページで確認できますので、確認しておきましょう。
ただし、製造番号(IMEI)を入力する必要があるため、事前に調べておきましょう。
商品説明内に製造番号を明記している販売店やオークションサイトを利用すると安心です。
回線を確認
中古スマホを使用する上で気をつけなければいけないのが「電波の種類」です。
特にSIMフリースマホの場合は注意する必要があります。なぜならば、電波の種類が合ってないと通信できないからです。
格安SIMの販売を行っているMVNOには、ドコモの回線を利用して通信する「ドコモ系MVNO」とauの回線を利用して通信する「au系MVNO」が存在しており、この2つは電波の種類が異なります。
そのため中古スマホを購入する際には、この電波の種類も頭に入れた上で選びましょう。
契約する格安SIMがドコモ系のMVNOであれば、ドコモで販売されていた端末やドコモの電波周波数帯に適合するスマホを選ぶ必要があります。
アクティベーションロックを確認(iPhone)
アクティベーションロックとは、iPhoneに備わっている盗難防止用ロックのことです。
登録しているユーザーのApple IDとパスワードがなければロックを解除できない仕組みになっています。
ロック解除できなければ、iPhoneを正常に利用することができないため、盗難予防として絶大な意味を持つ機能です。
しかし、中古で購入したiPhoneにアクティベーションロックがかかっていた場合はiPhoneとしての商品価値がほぼ無いため、注意しなければなりません。
中古でiPhoneを購入する場合には、アクティベーションロックが解除されていることを必ず事前に確認しましょう。
大抵の中古携帯ショップでは、iPhoneを中古で販売する際にはアクティベーションロックの解除を行っています。
しかしネットオークションやフリマアプリなど、個人間でiPhoneを購入する際には注意が必要です。
売り手側には悪意が無くても、知識不足のためアクティベーションロックがかかったままということもあるようです。
保証の内容・期間を確認
中古スマホではメーカーの保証期間が切れているケースが多いため、販売店で中古スマホを購入する場合はショップ独自の保証内容や期間をしっかり確認しておきましょう。
格安SIMを使う予定のある人は、端末保証オプションを付けておくと安心です。
セカスマでは格安のスマホ掲載が多数
中古スマホ購入後の注意点を紹介
中古スマホ購入後も、使用を始めていく上で確認しておくべき注意点があります。主な注意点は以下の5つです。
- 購入したスマホを実際に状態確認
- SIMカードの挿入
- 初期設定
- APN設定
- 使用開始
それぞれ見ていきましょう。
①購入したスマホを実際に状態確認
購入したスマホを実際に見て外観に傷がないか、付属品は購入時に確認したとおり揃っているかなどを確認しましょう。
②SIMカードの挿入
中古スマホのSIMトレイにSIMカードをセットします。
SIMトレイの場所や開け方は機種によってさまざまです。市販のSIMアダプターやSIMカッターを利用すればサイズが変えられますが、トラブルが起きても保証されません。
③初期設定
端末の電源を入れてから初期化して出荷時の状態に戻します。
販売元で初期化するケースが一般的ですが、ウイルス感染のリスクを下げるためにも自分で初期化するほうが安心です。
続いてWi-Fiの設定をしましょう。再インストールやその後の設定で通信が発生するためです。特に、iPhoneでAPN設定をする場合はWi-Fi環境が必須です。
さらに、GoogleアカウントやApple IDなどの各種アカウントを設定します。パスコードや指紋認証、顔認証などのセキュリティ設定もしっかり行いましょう。
④APN設定
APNはインターネットの中継地点です。
通信SIMでインターネットを使うためには、APNの指定が欠かせません。
設定の方法はOSによって異なり、iPhoneではキャリア指定のアドレスからAPN構成プロファイルをダウンロードしてインストールします。Androidならキャリアの公式HPなどで案内されている設定方法に従って、APNアドレスやユーザー名などを入力すれば完了です。
⑤使用開始
実際に使用を開始してみましょう。機能バッテリー残量やバッテリーの持ちのほか、実際に端末が手元に届いた際にやった方が良い動作確認は下記のとおりです。
- スリープボタン→押し心地や反応が良好かどうか
- 画面表示→表示や明るさ
- TouchID/FaceID→認証、登録が可能か
- タッチ動作→タッチ切れやタッチ暴走がないか
- 音声通話→マイクなど通話機能の問題はないか
- スピーカー→音割れなど
- マナースイッチ→切り替えがスムーズか、反応は良好か
- 近接センサー→通話した時に反応があるかどうか
- インカメラ/バックカメラ→ピントがあうか、しっかりうつるか
- ボリュームボタン→押し心地、反応が良好か
- ドックコネクター→反応、ぐらつきなど
- 電波/Wi-Fi→SIMカードをさして通信ができるか、Wi-Fiをひろうかどうか
中古スマホの購入先を確認
注意点を踏まえた上で、「中古スマホを使うにあたっての注意点をちゃんと確認するにはどこで購入すれば安心なのか?」といった方向けに、中古スマホの代表的な購入先をご紹介します。主な中古スマホの購入先は以下の3つです。
- 個人間取引で中古スマホを購入
- ECや販売店で中古スマホを購入
- セカスマで中古スマホを購入
個人間取引で中古スマホを購入
中古スマホの購入先の1つ目は、フリーマーケットやオークションサイトなどの個人間取引です。
フリーマーケットやオークションサイトなどの個人間取引で中古スマホを購入するメリットとデメリットは以下の通りです。
【フリーマーケットやオークションサイトなどの個人間取引で中古スマホを購入するメリットとデメリット】
メリット | ・出品者に価格が交渉できる ・実店舗やWeb販売店よりも端末を安く購入できる場合がある ・Web販売店でも取り扱いがない機種が見つかる場合がある |
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デメリット | ・個人間での取引の為、トラブルに繋がりやすい ・アフターサポートがない ・端末の状態を直接確認できない |
フリマやオークションサイトで購入する場合、どこよりも安く端末を購入できる場合がありますが、個人間での取引の為、トラブルに繋がりやすい可能性もあります。
端末についての詳しい情報の記載がない場合は購入を避けるか、出品者に直接問い合わせる必要があることを覚えておきましょう。
ECや販売店で中古スマホを購入
中古スマホの購入先の2つ目は、ECサイトや販売店です。
ECサイトや販売店で中古スマホを購入するメリットとデメリットは以下の通りです。
【ECサイトや販売店で中古スマホを購入するメリットとデメリットとデメリット】
メリット | ・選べる機種・在庫が豊富 ・店舗に比べると端末価格が安い場合がある ・自宅で簡単にいつでも購入できる |
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デメリット | ・端末の状態を直接確認できない ・送料が発生する場合がある ・端末補償がついていない場合がある |
販売店での購入は、機種が豊富、店舗に比べて端末価格が安いというメリットに対して、Web販売店のページから端末の状態を判断しなければいけない、端末代金にプラスして送料がかかるといったデメリットがあります。
端末補償がついていない場合は、起動ができない場合や購入後すぐに不具合が出た場合に、補償されないので補償についての記載は購入前に確認して下さい。
セカスマで中古スマホを購入
中古スマホの購入先の3つ目は、セカスマです。
セカスマで中古スマホを購入するメリットとデメリットは以下の通りです。
【セカスマで中古スマホを購入するメリットとデメリットとデメリット】
メリット | ・選べる機種・在庫が豊富 ・店舗に比べると端末価格が安い場合がある ・管理コストが乗っていない分安価に購入できる ・「スマートフォン整備、仕入ルール」に則って運営している企業のみが出品している |
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デメリット | ・端末の状態を直接確認できない ・送料が発生する場合がある |
セカスマは、リファービッシュ品専門のマーケットプレイスです。
リファービッシュ品を扱うマーケットプレイスの形としては、店頭で販売するほか、自ら仕入れた中古スマホを自社のECサイトにて販売するといったものがあります。
しかし、これらの形で販売されているリファービッシュ品は、店舗地代家賃や人件費といった管理コストが載せられた価格となっています。
一方で、セカスマにおいては、そういった管理コストはリファービッシュ品の価格に載せられていないため、いいものを安く手に入れられます。
運営するスタッフは、直接整備パーツ工場に出向いてパーツを仕入れるなど、スマホ修理・整備・買取・販売について精通しています。そのため、出品販売業者の選定は非常に厳格に行われています。