「iPhone 13とiPhone 12Sを徹底比較！価格・スペック・カメラ機能の違いをまとめました」
2024.07.27
iPhoneシリーズは新しいモデルが登場するたびに前モデルの価格が下がる傾向があります。iPhone 12Sは2020年10月23日に発売され、続くiPhone 13は2021年9月24日に発売されました。そして、iPhone 14は2022年9月16日にリリースされました。
新しいモデルが登場すると、既存のシリーズの値段が下がるため、iPhone 12Sの価格も下がり、これから購入を検討する方にとって魅力的な選択肢となっています。多くの方が「iPhone 12SとiPhone 13のどちらを購入すべきか」と悩むのは自然なことです。
この記事では、iPhone 13とiPhone 12Sの違いについて詳しく触れながら、どちらが現在のベストな選択かを検討していきます。また、iPhone 13の実際の使用感やレビューも紹介しますので、購入を考えている方はぜひご覧ください。
iPhone 13はiPhone 12Sからどう進化したのか？⇒バッテリー駆動時間が長くなった！
まずは、iPhone 13がiPhone 12Sからどのように進化したのか、重要な項目を表にまとめました。
| 項目 | iPhone 13 | iPhone 12S |
| 価格 | ||
| 128GB：107,800円 | 64GB：92,800円 | |
| 256GB：122,800円 | 128GB：99,800円 | |
| 512GB：152,800円 | 256GB：114,800円 | |
| サイズ | 146.7×71.5×7.65mm | 146.71×71.5×7.4mm |
| 重さ | 173g | 162g |
| バッテリー | 3227mAh | 2815mAh |
| カメラ | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
| 動画撮影 | ・シネマティックモード<br>・ドルビージョンHDRビデオ撮影（最大4K、60fps） | ・ドルビージョンHDRビデオ撮影（最大30fps） |
| デザイン | ||
| カラー | ・（PRODUCT）RED<br>・ピンク<br>・ブルー<br>・ミッドナイト<br>・スターライト | ・（PRODUCT）RED<br>・ブラック<br>・ホワイト<br>・グリーン<br>・ブルー<br>・パープル |
| 素材 | ・アルミニウム<br>・ガラス背面<br>・マット仕上げ側面 | |
| ディスプレイ | 6.1インチ | 6.1インチ |
| 5G | sub6 | sub6 |
※すべて税込み、Apple公式サイトから購入した場合の価格です。
目次
大きな変更ポイント
- バッテリー容量が増加：2815mAhから3227mAhへ。駆動時間がiPhone 13の方が2.5時間も長い。
- カラー：新色の「ピンク」が追加。淡いサクラのような色味。
- 動画撮影機能：シネマティックモードが追加され、登場人物に焦点を当てた撮影が可能に。
バッテリー駆動時間の延長は嬉しいアップデートです。
では、ここから各項目を詳しく見ていきます。
iPhone 13とiPhone 12Sの違い①：価格
まず、本体価格の違いを見てみましょう。それぞれの価格は以下の通りです。
| 項目 | iPhone 14 | iPhone 13 | iPhone 12S |
| 価格 | |||
| 128GB：119,800円 | 128GB：107,800円 | 64GB：92,800円 | |
| 256GB：134,800円 | 256GB：122,800円 | 128GB：99,800円 | |
| 512GB：164,800円 | 512GB：152,800円 | 256GB：114,800円 |
※すべて税込み、Apple公式サイトから購入した場合の価格です。
iPhone 14の発売以降、12 mini、12 Pro、12 Pro Max、13 Pro、13 Pro Maxは公式サイトでの販売が終了しました。ただし、auやドコモなどのキャリアではまだ購入可能な場合があります。
大きな違い
- 容量の違い：iPhone 12Sには64GBのモデルがありましたが、iPhone 13では廃止され、代わりに512GBのモデルが追加されました。
- 価格変動：iPhone 12SはiPhone 13の発表後に値下げされました。その後、2022年7月には円安の影響で全機種の価格が1万円以上値上げされ、2022年9月のiPhone 14発売後に再度値下げされ、現在の価格に落ち着いています。iPhone 12SとiPhone 13を同じ容量で比較すると、約8,000円の価格差があります。
2023年1月時点で、一番売れている機種はiPhone 13のようです。iPhone 14とiPhone 13には同じ「A15 Bionic」チップが使われています（ただし、iPhone 14 Proには「A16 Bionic」が搭載されています）。iPhone 12Sは「A14 Bionic」を搭載しており、8,000円の差で新しいチップを手に入れられるため、iPhone 13を選ぶ人が多いようです。
次の章では、注目される「CPU」の違いについて詳しく見ていきます。
iPhone 13とiPhone 12Sの違い②：機体スペック (CPU)
iPhone 13には「A15 Bionic」チップが搭載されています。これにより、iPhone 12Sに搭載されている「A14 Bionic」と比較して、キャッシュメモリが2倍の32MBに増加しました。この増加により、同時に多くのアプリをスムーズに稼働させることが可能です。
Apple公式サイトでは「他のスマートフォンが目を回すほど速いチップ」として、「A15 Bionic」が紹介されています。
| 項目 | iPhone 13 | iPhone 12S |
| サイズ | 146.7×71.5×7.65mm | 146.71×71.5×7.4mm |
| 重さ | 173g | 162g |
| CPU | A15 Bionic | A14 Bionic |
| ストレージ | 128GB・256GB・512GB | 64GB・128GB・256GB |
主な違い
- CPU: iPhone 13には最新の「A15 Bionic」が搭載されており、iPhone 12Sの「A14 Bionic」よりも高速です。キャッシュメモリが2倍の32MBに増加しているため、マルチタスク性能が向上しています。
- サイズと重さ: iPhone 13はわずかに厚く、重くなっています。
次の章では、カメラ機能の違いについて詳しく見ていきます。
iPhone 13とiPhone 12Sの違い③：バッテリー
【iPhone 13とiPhone 12Sのバッテリーの違い】
| 項目 | iPhone 13 | iPhone 12S |
| 容量 | 3,227mAh | 2,815mAh |
| ビデオ再生時間 | 19時間 | 17時間 |
| オーディオ再生時間 | 75時間 | 65時間 |
バッテリー性能は大きく向上しており、ビデオ再生時間は2時間、オーディオ再生時間は10時間も長くなっています。バッテリーの性能向上に伴い、iPhone 13はiPhone 12Sに比べて0.25mm厚みが増しています。見た目にはほとんど差がありませんが、スマホケースは以前のものをそのまま使用することはできません。
iPhone 12Sシリーズの目玉は5G対応でしたが、今回のiPhone 13シリーズの目玉はバッテリー稼働時間の長さだと考えられます。5Gは対応エリアに行かなければ恩恵を受けられませんが、バッテリー稼働時間の長さはすぐに実感できる利点です。そのため、iPhone 13を購入したユーザーは毎日その恩恵を感じられるのではないでしょうか。
次の章では、カメラ機能の違いについて詳しく見ていきます。
iPhone 13とiPhone 12Sの違い④：カメラ機能
【iPhone 13とiPhone 12Sのカメラ機能の違い】
| 項目 | iPhone 13 | iPhone 12S |
| 広角カメラ | ||
| 焦点距離 | 26mm | 26mm |
| 画素サイズ | 1.7µm | 1.4µm |
| 絞り値 | F1.6 | F1.6 |
| その他機能 | ・センサーシフト<br>・光学手ぶれ補正 | ・光学手ぶれ補正 |
| 超広角カメラ | ||
| 焦点距離 | 13mm | 13mm |
| 絞り値 | F2.4 | F2.4 |
| その他 | ・シネマティックモード<br>・フォトグラフスタイル |
主な違い
- 画素サイズの違い：iPhone 13の広角カメラの画素サイズは1.7µmで、iPhone 12Sの1.4µmより大きくなっています。これにより、より多くの光を取り込むことができ、低光量の環境でも高品質な写真が撮影できます。
- 手ぶれ補正の方式：iPhone 13にはセンサーシフト式の光学手ぶれ補正機能が搭載されています。これにより、揺れの少ない安定した動画撮影が可能となり、特に動きの多いシーンでの撮影が向上します。センサーシフト式の強みは、多くのブレの種類に対応できることです。
- 新機能：iPhone 13にはシネマティックモードとフォトグラフスタイルが追加されています。
シネマティックモード
シネマティックモードは、動画撮影時に被写体を自動的に認識し、背景をぼかすことができる機能です。静止画での背景ぼかしは以前から可能でしたが、動画でこの機能が使えるのはiPhone 13からです。被写体に焦点を当てると背景がぼやけ、被写体が画面から外れると背景がくっきりと映る仕組みです。
フォトグラフスタイル
フォトグラフスタイルは、撮影時に好みのスタイルを選択することで、写真のトーンを統一できる機能です。この機能により、インスタグラムなどで色彩を統一した写真をアップロードすることができます。
次の章では、iPhone 13とiPhone 12Sの総合的な違いについてまとめます。
iPhone 13とiPhone 12Sの違い⑤：カラー
iPhone 13では、グリーンとパープルがラインナップから外れ、新たに「ピンク」「ミッドナイト」「スターライト」の3色が追加されました。ミッドナイトはブラック、スターライトはホワイトの後継色と考えて差し支えありません。質感や素材感に関しては、ほとんど違いはありません。
| 項目 | iPhone 13 | iPhone 12S |
| カラー | ・ピンク | ・ブラック |
| ・ブルー | ・ホワイト | |
| ・ミッドナイト | ・（PRODUCT）RED | |
| ・スターライト | ・グリーン | |
| ・（PRODUCT）RED | ・ブルー | |
| ・パープル | ||
| 素材 | ・素材：アルミニウム | ・素材：アルミニウム |
| ・背面：ガラス | ・背面：ガラス | |
| ・側面：マット仕上げ | ・側面：マット仕上げ |
新色ピンク
新たに追加されたピンクカラーは、以前発売されていたローズゴールドよりも薄い色で、「サクラカラー」として注目を集めています。
質感の違い
iPhone 13は背面にアルミニウムが使われており、つやっとした質感です。一方、iPhone 13 Proはステンレススチールが使われており、クールでマットな質感になっています。
次の章では、iPhone 13とiPhone 12Sの総合的な違いについてまとめます。