【au編】iPhoneのSIMロック解除の条件や費用、手順を解説
最近は大手キャリア以外でスマホを買う人が増えています。スマホを別の場所で安く買い、auの安定した通信を利用したいといったケースもあるでしょう。そこで今回はauのiPhoneのSIMロック解除の条件や費用、手順を解説します。
【au編】SIMロック解除とは?自分でできるの?
SIMロックがかかっているスマホは、基本的には他社のSIMカードを挿入して使うことができません。ここでは、SIMロックについて解説します。
SIMロック解除とは
SIMカードの規格は各キャリアで共通ですが、特定のキャリアで契約したSIMカードは、そのキャリアで扱っている端末でしか使用できないのが原則でした。キャリアでのみSIMカードが有効となるよう制限した状態を「SIMロック」と言い、その制限を外し、ユーザーが契約した以外の通信事業者を利用できる状態にすることを「SIMロック解除」と呼びます。
SIMロックのかかっていない「SIMフリー」
SIMフリーは最初からSIMロックがされていない端末のことで、キャリアを気にせず国内・海外の通信会社のSIMカードがあれば差し込むだけですぐ使えます。
SIMロック解除は、他社契約のSIMを挿しても使用できないようにロックがかかっている状態の端末を、解除した状態のことをいいます。
SIMフリー端末とSIMロック解除済み端末は「ロック解除がされているか」の違いだけでほぼ変わりません。
SIMロック解除が可能なiPhoneはいつから?
SIMロックが解除できるのは、2015年5月以降に発売された機種で、SIMロック解除に対応しているモデルに限られます。
iPhoneの場合、2014年9月発売の「iPhone 6/6 Plus」まではSIMロック解除不可、2015年9月発売の「iPhone 6s/6s Plus」以降の機種からSIMロック解除可能です。
さらにiPhone13以降は、すべてのiPhoneがSIMフリーとなっており、SIMロックはされなくなりました。つまり、iPhone13以降のモデルはそもそもSIMロック解除の必要がなくなったのです。
【au編】iPhoneのSIMロック解除する条件
SIMロック解除をするには、一定の条件をクリアしているiPhoneである必要があります。そのため、現在使用しているauのスマホが必ずSIMロックを解除できるというわけではありません。条件をクリアしているのかをまず確認するようにしましょう。
SIMロック解除の対象機種であること
SIMロックを解除するには、SIMロック解除できる対象機種でなければなりません。SIMロック解除するには、2015年5月以降に発売された機種であることが条件となっています。
2015年以前となるとかなり古い端末なので、今流通している機種はほぼSIMロック解除の対象です。
2015年4月までに発売された機種も一部対象となっているので、SIMロック解除したい端末が古い場合はauショップで相談してみましょう。
ネットワーク利用制限中の端末でないこと
「ネットワーク利用制限」とは例えば分割支払金の滞納や、不正な契約により入手されたと思われるスマホなどに課される制限のことで、この制限がかかっている状態だとSIMロック解除はできません。
ネットワーク利用制限がかかっているかどうかは、auの「ネットワーク利用制限携帯電話機の確認」で、IMEI番号(製造番号)を入力して確認できます。
また、安心遠隔ロックなどのサービスを利用している場合も、サービス解除後でなければ手続きできません。SIMロック解除を行う前に、ネットワーク利用制限や遠隔ロックサービスの状態を確認しておきましょう。
端末の購入日から101日経過していること
SIMロック解除対象の機種である場合でも購入してから100日未満であるとSIMロック解除をすることはできません。auでSIMロック解除をするためには購入してから101日経過する必要があります。
ただし、iPhoneを購入する際に一括で支払っている場合は100日を待つ必要がなく、即日SIMロック解除をすることができます。
端末が故障していない
iPhoneが壊れているあるいは水濡れしている場合は、正しく操作できない可能性があるため、SIMロック解除ができません。故障修理などが完了してから、SIMロック解除の手続きをしましょう。
ただし、修理は基本的には費用がかかります。金額によっては端末を買いなおしたほうがよい場合もあるので、かかるコストを見極めてから決めましょう。
【au編】iPhoneのSIMロックを解除する方法は2つ
auのSIMロック解除方法をまとめました。SIMロック解除を自分で行う場合はIMEI番号と呼ばれる端末の識別番号が必要となりますので、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。
auショップでも有料でSIMロック解除が可能
auショップでSIMロック解除を行う場合は、SIMロック解除を行う端末と免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類、手数料3,300円(税込)を用意して申し込みます。auのSIMロック解除は、Webサイトとショップから行うことが可能ですが、ショップの場合のみ手数料が3,300円かかってしまいます。
ショップの店員さんにサポートを受けたいなどの特別な理由がない限りは、My auから自分でSIMロック解除を行うのをおすすめします。中古端末に関してはショップのみの対応となります。
My auなら無料でSIMロック解除が可能
My auからのSIMロック解除の申し込み手順は以下のとおりです。
1,いずれかの方法で端末のIMEI番号を確認しておく
・電話発信画面で「*#06#」と入力する
・androidの場合、設定 > 端末情報 > 端末の状態
・iPhoneの場合、設定 > 一般 > 情報
2.My auのSIMロック解除可否判定ページへアクセス、IMEI番号を入力後、判定をクリック
3.判定結果が「〇」であれば、「こちらからお手続き」のリンクをクリックして進む
4.表示されている電話番号や機種名が合っていることを確認し、選択をクリック
5.契約時に設定している4桁の暗証番号を入力し、次へをクリック
6.注意事項や解除理由などをチェックボックスで確認していき、「この内容で申し込む」をクリックで完了
【au編】iPhoneのSIMロックが解除されているか確認する方法
iPhoneのSIMロックが解除されていないと、他社のSIMカードで使用することできない場合があります。そのため、事前にロックが解除されているか確認する必要があります。どのように、iPhoneのSIMロックが解除されているのか、確認する方法について紹介していきましょう。
通信事業者に確認する
購入したiPhoneのSIMロックが解除されているか、会員用ページやカスタマーサービス、路面店などで問い合わせることができます。auでは、電話で総合案内の「157(局番なし)」に問い合わせることで、本人確認後、自身のiPhoneのSIMロック状況を確認することができます。
他の通信事業者のSIMカードを挿す
他社のSIMカードを入れてシムロックされているか確認する方法もあります。ご家族やご友人など、他社をご利用中の方がいましたら、一時的にSIMカードを借りて指してみることで、他社のSIMカードを利用できるか、利用できないかがわかります。
ただし、機種によっては、SIMロック解除できているか表示されない場合もあるため、わからない場合は、もともとiPhoneを取り扱っていた携帯電話会社のショップやサポートに尋ねると良いでしょう。
【au編】iPhoneのSIMロックを解除するとメリットがたくさん!
iPhoneのSIMロック解除をすれば、原則としてどこのキャリアでも使えるようになります。キャリア選択の幅が広がり、自分に合った料金やサービスを提供するキャリアに乗り換えやすくなるのは大きなメリットといえます。
SIMロック解除手続きは、ユーザーにとってマイナスになることはありません。手続きは簡単ですし、オンラインで行えば手数料はかからないからです。
ぜひこの記事を参考に、お使いのiPhoneのSIMロック解除に挑戦してみてください。