iPhoneのSIMロックを解除して格安SIMに乗り換えよう!
大人気のスマートフォンといえばiPhoneですが、このiPhoneを大手3キャリアで買った場合、そのままでは他の通信会社・格安SIMで格安スマホとして使うことはできません。そこで今回は、iPhoneをSIMロック解除してSIMフリー化する方法を中心にご紹介します!
SIMロックの解除が必要なiPhoneのモデル
SIMロックを解除できるのは2015年に登場した「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」以降のモデルで、原則としてiPhoneの購入から101日目以降に解除を申し込むことができます。
ただし、iPhoneの端末代金を全額支払い終えていたり、前回のSIMロック解除から100日が経っていたりといった条件を満たしていれば、購入から100日以内でも解除を申し込める場合があります(条件はiPhoneを購入した大手キャリアによって異なります)。
また、SIMロックを解除してほかのキャリアに乗り換えたとしても、分割払いの残金は支払う必要があります。
iPhoneのSIMロックを解除するメリット
iPhoneのSIMロックを解除することに、どのようなメリットがあるのか気になっている方もいるでしょう。スマートフォンにかけられているSIMロックを解除するメリットとして、以下が挙げられます。
他社回線や格安SIMが利用できる
iPhoneのSIMロックを解除すれば、通話料やデータ通信料が安価な格安SIMを自由に使用できることが大きなメリットです。格安SIMを使用すれば、毎月のスマホ利用料金を大幅に節約できます。
また、大手キャリアのような契約期間や自動更新などの縛りがないため、より自由にさまざまな格安SIMを選べます。
海外で現地のSIMが利用できる
SIMロックを解除したiPhoneは、国内だけでなく海外のSIMも自由に利用することができます。渡航先の環境に合わせて使い勝手のよいSIMを自由に選択することができるのです。
海外ではSIMフリースマートフォンが一般化している国が多く、空港内の携帯ショップでも旅行者向けの短期プランSIMカードなどが販売されています。海外SIMはプリペイド方式が主流であるため、無駄を抑えて渡航中の通信費を大幅に削減できます。
同じ機種を使い続けることができる
これまでiPhoneを乗り換える際は端末も新しく買い替えなければならなかったため、大幅なコストがかかっていました。
しかし、現在は手軽にSIMロック解除が可能となったため、同じiPhoneを使い続けながら、SIMカードのみを格安SIMに乗り換えることが可能となったのです。
大切なiPhoneを手放す必要がなくなるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
iPhoneのSIMロックを解除する際の注意点
ここからはiPhoneのSIMロックを解除する際の注意点についてご紹介します。注意点は大きく分けて以下の3つです。
SIMロック解除に費用がかかる場合がある
SIMロックを解除する手続きには手数料が発生するケースがあることに注意しましょう。大手3キャリアのショップでSIMロック解除の手続きを行った場合、解除手数料として3,300円が請求されます。
手数料がかかるものの、わからない部分はスタッフに聞くことができ、ロック解除の作業自体もほとんどやってもらえます。作業自体は数十分程度で終わりますが、店の混み具合によっては作業をしてもらうまでに時間がかかるケースもあるため注意が必要です。
手数料を払いたくないという方は、Webサイトからの手続きがおすすめです。これはパソコンでもスマートフォンからでも可能で、Webサイトにログインして解除手続きを進めれば完了します。手続きは全て自分で行うため、多少の知識は必要ですが、その分手数料は不要で、無料で解除できます。
エリアによっては電波が弱くなってしまうことも
SIMロックを解除して別のキャリアに乗り換えても、住んでいるエリアや時間帯など、条件によっては前のキャリアよりも通信速度が遅くなったり、電波が悪くなったりする可能性があります。心配な方は、公式サイトでサービス提供エリアや通信速度を確認するようにしましょう。
ネットワーク利用制限になっていないか
ネットワーク利用制限とは、キャリア等で購入したiPhoneの分割払いが滞ったり代金が支払われなかった場合など一定の条件で、キャリアから通信に制限がかけられてしまい一切の通信ができなくなる状態のことを指します。この場合、SIMロック解除対応のモデルであっても解除することができません。
ネットワーク利用制限のチェックサイトで状態を確認すると、以下のいずれかの結果になります。
〇: 利用制限がかかっておらず、電話・インターネットが問題なく使える
△: 現時点では制限がかかっていないが、将来的に×になる可能性がある
×: 利用制限がかかっている
―: IMEI番号(製造番号)が確認できないもの
上記のうち、ネットワーク利用制限中(×)の端末はSIMロック解除ができません。iPhoneのネットワーク利用制限の状態は、端末固有の製造番号(IMEI番号)を専用ページで入力することにより調べる事ができます。SIMロック解除をする前にぜひご確認下さい。
iPhoneのSIMロックを解除する際のよくある疑問
iPhoneのSIMロックを解除する際のよくある疑問を簡単にまとめてみましたので、是非ご参考になさって下さい。
Appleストアで買ったiPhoneもSIMロックは必要?
Appleストアで販売されているiPhone、Google Storeで販売されているPixelなど、スマホメーカーが自ら販売している場合は基本的にSIMロックがかかっていない「SIMフリー」なので、SIMロックの解除の必要はありません。どの通信会社のSIMカードでも入れて使うことができます。
SIMロックの解除は即日でできる?
大手キャリアでは、iPhoneを一括払いやクレジットカードの分割払いで購入した場合であれば、その日にSIMロックを解除する事ができます。購入当日にSIMロック解除を行った場合、ショップや家電量販店等でも手数料は無料です。
解約後でもSIMロックは解除できる?
大手キャリアでは、分割払いでスマホを購入した場合でも、割賦残債がないときは解約後、いつでもSIMロック解除が可能です。
上記でも解説しましたが、SIMロック解除はWebサイトとショップから行うことが可能で、ショップの場合には手数料が3,300円かかってしまいます。ショップの店員さんにサポートを受けたいなどの特別な理由がない限りは、ウェブサイトからSIMロック解除を行うのをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?今回は、iPhoneのSIMロックを解除することで得られるメリットと注意点を解説しました。SIMロックを解除しても、現在契約しているキャリアの回線はそのまま利用できますので、試しにSIMロックを解除し、魅力的なプランを用意している格安SIMを試してみるというのもいいのではないでしょうか。